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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「エグゼクティブ紹介をやるために必要な事」

「エグゼクティブ紹介をやるために必要な事」

先日、エグゼクティブ・サーチをやっている会社を訪問しました。

最近ご相談にお越しになる人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の方々の中で

エグゼクティブ紹介をやりたいと言う人が増えています。

・単価が高い。

・スキルアップできそう。

・格好いい。

理由は色々です。

ただ、一番多い理由は

「クライアントの経営に対してインパクトの大きな仕事をしたい」

という事です。

もちろん、若年層の紹介でもそれなりのインパクトはあるのですが

エグゼクティブの紹介はより短期的に大きなインパクトを

クライアントに対して与えます。

例えば、今話題になっているベネッセの原田社長が

今後どのように会社の信用を回復させ

どのように会社の業績を再び上昇基調に持って行くのか?

異業界から経営のプロとしてスカウトされた原田社長の経営手腕次第で

ベネッセの将来は大きく変わるでしょう。

原田社長ほどの有名人でなくても

一人のエグゼクティブの手腕によって会社が大きく変わる事があります。

例えば、最近トレンドの日本企業の海外進出案件にからむ求人は増えていますよね?

私も過去に担当したオーナー会社の社長特命求人で

中国進出の責任者(現地法人総経理)をご紹介しました。

その時、ご紹介したAさんの手腕でみるみる中国での売上が上り

日本での売上減少をリカバリーして余りある成果を上げる事に成功されました。

「Aさんがいなかったら、この会社はどうなっていただろう?」 と思います。

もう20年近く前の話ですが

今でもAさんとはフェイスブック友達です。

他には、新規事業立ち上げ責任者の求人などもありますよね?

例えば、店舗販売中心だった会社がEC事業に本格進出するというような案件は

数多くあったと思います。

店舗販売に関しては誰よりも詳しいと自負する創業社長も

「EC事業に関してはさっぱりわからん」

というようなケースは多々ありますよね。

とにかくクライアントの経営計画を実現させるためには

経営課題と言う大きな壁を乗り越えなければいけないわけですよね。

その経営課題を社内の人材だけでは解決できない場合に

エグゼクティブ求人という案件が出てきます。

ただ、全てが顕在化している求人ではありません。

むしろ、潜在的求人の状態で眠っているケースの方が多いかもしれません。

その潜在的な求人を顕在化させるのが

エグゼクティブ・サーチのコンサルタントの仕事です。

そのためには色々な手段を駆使して

経営者に会って経営者の悩みや漠然とした不安、アイディア、将来イメージなど

様々な話を聞き出して一緒に整理してあげなければいけません。

それができるかどうか?

そこまで経営者に信頼される人格・知見などが要求されるわけです。

「経営者は孤独である」 という事も

「経営者にとって会社は子供のように大切なものである」 という事も

実感を伴って理解する必要もあります。

真面目にやろうとすると相当ハードルの高い仕事です。

まずは、日常から意識的に多くの経営者に会う努力をする事です。

また、将来経営者を目指している有望な人材にも意識的に会う事です。

そんな環境に身を置く事によって

多くの刺激を受け自分自身が磨かれれば

将来、エグゼクティブ・サーチのコンサルタントになれるかもしれません。

「生きているうち

 はたらけるうち

 日のくれぬうち」                 みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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