「新規アタックリストとTELアポ」
皆さん、新規開拓のリストアップ作業は大変ですよね。
最も安易で簡単なリストアップ方法は
求人サイトで人材募集している企業をピックアップする事ですよね。
それで電話をすると
「御社はリクナビネクストで営業職の募集をされていますが
このような人材は当社にも多数登録されていまして
毎月入社実績も出ております。
その辺の状況説明も含めて一度伺いたいのですが
明日の14時はいらっしゃいますか?」
お客様:「そんな電話ばっかりでうんざりだよ。
まだ広告の応募者が来ているし
そちらの選考が優先だから
来なくてもいいよ。
それから人材紹介会社は10社以上と取引しているから
もうこれ以上増やすつもりはないので結構です。」
という感じで断られるケースも多いでしょう?
他のリストアップ方法としては
登録者にどの会社に応募しているかを聞き出すという方法もあります。
例えば、登録者と面談する時に
「他にはどんな会社に応募しているんですか?」
登録者:「A社、B社、C社です。
いずれも他の人材紹介会社経由です。」
と聞き出します。
このA社、B社、C社と取引がない場合に
「弊社にご登録されていらっしゃる方が御社に応募されていると伺いました。
弊社にはハイレベルな方が数多く登録されていますので
是非ご紹介させていただきたいのですが
いかがでしょうか?」
と電話をします。
しかし、本当は既存のクライアントで実績をつくって信頼していただき
新規のクライアントをご紹介いただくのが一番いいですね。
ただ、黙っていてもなかなか紹介してくれませんので
ちゃんとこちらから
「どちらかご存知の会社で採用されている所があれば
ご紹介いただけないでしょうか?」
とはっきりお願いしないと駄目です。
また、私が若手営業マン時代は
日経産業新聞や日刊工業新聞、日経ベンチャー、半導体新聞など
より具体的でミクロな情報を拾える記事からリストアップしていました。
日経新聞、日経ビジネスは当然、日経産業新聞も自分で買っていました。
業界ごとの編集になっていますし
勉強にもなっていいんですよね。
求人広告などに比べ
他の営業マンとのバッティングが少ない点もいいです。
更に、記事を読んだ上で電話をするのでトークも具体的になって
アポイントが獲れる可能性も高くなります。
社長名も書いてありますから
電話番号さえ調べればダイレクトに電話します。
朝早く出勤する社長さんが多いので
他の人が出勤していない早朝7時半とか8時に電話すると
社長が直接電話に出る事もあります。
「●●社長、いつも大変お世話になっております。
今朝の日経産業新聞でデザインセンター開設の記事を拝見しました。
益々ご発展のご様子で素晴らしいですね。
急成長されていらっしゃるので人材採用が一番の悩みの種ではないでしょうか?」
早朝、こんな感じで電話をするとアポイントが獲れるケースが多いですね。
最後に
先日、リクルートOBで現在は独立されている社長さんがお越しになりました。
社長:「こんな情報をまとめて配信するサービスを始めたのですが
人材紹介会社のリストアップツールとしての有効性はいかがでしょうか?」
私:「便利で素晴らしいですね。
昔、私が多くの新聞記事からリストアップしていた苦労を考えますと
こんな便利なツールはないです。
これは売れますよ。」
社長:「そうですか?
しばらく武谷(たけや)さん自身が使っていただけますか?
その上でまたご意見をいただきたいと思います。」
新人が入社して新規アタックリストの作成に多大な労働時間を投入しているとすれば
このような新たなツールの活用を検討してみるのも良いと考えます。
あらためてインターネットとかITって凄いですね。
「ともかく具体的に
動いてみるんだね
具体的に動けば
具体的な答が出るから」 みつを
合掌。