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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「奥さんの理解を得た上で転職しよう」

「奥さんの理解を得た上で転職しよう」

転職は基本的に自分の意志で決めるものだと思います。

私は誰にも相談せずに

進学も就職も転職も結婚も決めるような自分勝手な人間です。

しかし、人生のパートナーである奥さんの理解も大切です。

今、丁度そのようなケースが二つあって気になっています。

1 転居を伴う転職

遠隔地で奥さんと奥さんのお母様と一緒に暮らされているAさんがいらっしゃいます。

都心に通勤するのは無理なので転居を伴います。

しかし、奥さんのお母様を一人置いて転居するわけには行きません。

従って、Aさんは都心にワンルームマンションを借りて

単身転居する決意をされています。

休日は奥さんの待つご自宅に帰るつもりです。

ご本人は、そこまで腹をくくって転職する意志があるのです。

その事に対して最初は奥さんも理解を示してくれていたのですが

転職活動が進展し数社から内定が出始め現実味が出てくると

奥さんが難色を示し始めたそうです。

離れ離れの二重生活になりますし

Aさんは素晴らしい会社に勤務されている超エリート社員ですから

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)に転職すると

最初は大幅に年収が下がります。

このような状況を考えますと

奥さんが難色を示すのも十分理解できます。

私は夫婦関係を悪化させてまで

Aさんに転職してほしくありません。

家庭環境が良くないと新たな仕事にも集中できません。

大きなリスクを伴う転職だけに

Aさんにはよくよく慎重にお考えいただきたいと思います。

Aさん、奥さんとよく話し合ってください。

無理しないでくださいね。

2 面接に行ける時間がないので退職してから転職活動したい。

今の仕事が大変忙しくて

なかなか面接に行けそうもなくて困っているBさんがいます。

Bさん:「武谷(たけや)さん、辞めてから転職活動するのも有りですかね?」

私:「うーん、そうですね。

   今は全体的に求人も多いし

   Bさんが得意な分野の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の求人は

   特に多いですから転職先は見つかると思います。

   Bさんは人柄もいいですし、人に好かれるでしょう?」

Bさん:「おかげさまで色々な方にかわいがっていただいています。」

私:「面接に行けないのでは転職できませんし

   辞めてから転職活動に集中するのも有りだと思います。」

Bさん:「わかりました。

     家内とも相談して考えてみます。

     うちは姉さん女房なので私より家内が強いんです。

     情けない話で済みません。」

数日後、Bさんから電話がありました。

Bさん:「家内に相談したら

     転職先も決まってないのに今の会社を辞めるなんて

     バカじゃないの!! と一喝されて終わりました。」

私:「そうですか。

   そりゃ仕方ないですね。」

Bさん:「本当に情けない話で済みません。

     ところで、A社さんとB社さんですが

     夜遅い面接も実施していただけますでしょうか?」

私:「A社の社長さんは大変柔軟にご対応いただけます。

   しかし、B社の方は、あまり融通が利きません。」

Bさん:「わかりました。

     また考えてからご連絡します。

     考えてばかりで済みません。」

私:「わかりました。

   また7月に入った頃にご連絡ください。」

このように最近は奥さんが強い家庭が増えているのか

何事も奥さんに決済を仰ぐ必要があるという男性キャンディデートも増えています。

これはこれで微笑ましい気もします。

色々な夫婦のカタチがあって良いのではないでしょうか?

くれぐれも奥さんは大切にされてください。

「セトモノとセトモノと

 ぶつかりツこすると

 すぐこわれちゃう

 どっちかやわらかければ

 だいじょうぶ

 やわらかいこころを

 持ちましょう」                        みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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