「自分の幸せ軸は何ですか？」

多くの転職希望者とお会いしてきましたが

いつも感じるのは

「成功と失敗から学ぶ力で人生が変わる」

という事です。

幸せそうな人は

成功からも失敗からも学べる人ですね。

「成功のもとは失敗」

「失敗のもとは成功」

そういう事が多いですよね。

成功していい気になっていると突き落とされます。

失敗しても反省して腐らず頑張ると成功します。

表裏一体です。

そもそも

「自分にとって何が成功で何が失敗なのか？」

これをわかっている人が意外と少なく

あまり意味のない転職を繰り返すケースも多いです。

「自分の幸せ軸」　が定まっていないからでしょう。

お金や地位を手にしたから成功？

人によってはそうかもしれませんが

そんなものでは心が満たされない人も多いですよね。

アメリカなど宝くじで数十億円当たった人が

家族仲が悪くなって家庭が崩壊してしまったという話をよく聞きますよね。

「何が欲しいか？」

ではなく

「自分にとって何が一番大切なのか？」

「何を失うと一番悲しいか？」

これを毎日考えて想像すれば意外と簡単に答は出ると思います。

例えば、私にとっては　「家族」　に尽きます。

両親、家内、前妻、子供、弟、義妹、甥と姪、義父、義弟、親せき、です。

そして、親友。

更に、「まるる」「ちゃちゃ」「まんだら」。

どんなにお金があっても

どんなにステータスのある職位に就いても

「家族」　との関係が悪かったら

微塵も幸せを感じる事はないと思います。

家族を守る、家族を大切にする。

「私の幸せ軸」　はこれです。

しかし、私がこの事に気がついたのは

離婚という失敗経験をしたからです。

周囲の大切な人たちに大きな苦痛を与えました。

それまでは、「家族」　の事などあまり考えなかったです。

今以上に自分勝手でした。

当時の私は　「自分の幸せ軸」　を持っていませんでした。

最近、転職希望者にお会いしたり

色々なブログを見ていると

「お金」＝「幸せ」　

という風潮が大きくなっている気がします。

生きて行くためにお金は必要ですし

稼がないといけませんが

それに片寄ると少し寂しいです。

一方で一生懸命ボランティア活動をやっている立派な人もいます。

もちろん、今の日本は高度成長時代のような勢いはありません。

終身雇用も崩壊しました。

年金制度も信用できません。

高齢化社会で人口も減り

若者の負担は増えるばかりです。

「夢を持ちにくい社会」　ですよね。

そんな環境の中では

「一番信用できるのはお金だ！！」

と思う気持ちは理解します。

しかし、いつか　「お金」＝「幸せ」　ではないと気がつく人が増えると思います。

「こころ」　の時代が必ず来るでしょう。

私たち一人一人が　「こころ」　の時代をつくらないといけません。

そのためには　「一日一善」　しかないですね。

一日一つでも他人のためや社会のために

小さな事でもいいから何か良い事をしましょう。

その小さな良い事が毎日１億以上積み上げられたら

「こころ」　の時代をつくれるでしょう。

「かねが人生のすべてではないが

　有れば便利

　無いと不便です

　便利のほうがいいなあ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。