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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「採用氷河期は社長のリーダーシップで乗り切れ」

「採用氷河期は社長のリーダーシップで乗り切れ」

先月の日経ビジネスに

「採用氷河期が到来!!備えはあるか」 という記事が掲載されていました。

景気が良くなり雇用が拡大する一方で

国内労働者人口は減り続けています。

「就職氷河期」 ならぬ 「採用氷河期」 が迫っていると言うのです。

その結果、就職人気ランキングの常連企業でも

採用難に苦しむ時代がやってくるかもしれないと。

この問題に対する内閣府発表の解決策は3つ。

1 出生率の回復

2 女性がスウェーデン並みに働く。 *30~49歳の女性の85%

3 高齢者が現在より5年長く働く。

どれもハードルが高いでしょう?

新卒も転職希望者(社会人)も

給与はもちろん福利厚生や管理職への昇格など

働く条件を総合的に比べて会社を選ぶようになるのは必至。

貴重な「人財」を生かす経営に、本気で舵を切らないと

企業の方が「使い捨て」にされるだけ。

概略、上記のような記事です。

実際ここ数年、正確には2010年2月以降

人材紹介会社に依頼される求人はジリジリ増え続けています。

これはリーマンショック後の景気回復の現れであり

世の中にとっても人材紹介業界にとっても有難い話です。

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の皆さんも

求人が多くて忙しい日々が続いているでしょう?

弊社にも毎日のように求人の問い合わせをいただきます。

様々な人材紹介会社から

「人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)を紹介してほしい」

というご依頼です。

全てのご依頼に対応する事が難しく

お断りするケースが多いので心苦しく思います。

弊社のような零細企業にまで数多くの求人依頼があるわけですから

それぐらい世の中が人材不足だという事です。

こんな時、私はリクルートの創業者、江副さんを思い出します。

「経営の最重要事項は採用だ!!」

という事を実践した人でした。

私の上司だった方は

江副さんから頻繁に電話がかかってきて口説かれて転職したと言っていました。

ヘッドハンティングしたい人材がいた時には

アメリカに飛んで行って口説いたという話もあります。

また、昔のリクルート人材センターのトップクライアントは常にリクルートでした。

一人決めると1000万円払ってくれました。

従って、優秀な人材の多くはリクルートに紹介していました。

また、内定者研修で鹿児島にあったリクルートファームでテント合宿させられていた時は

江副さんがヘリコプターで飛んできて

西日本の内定者全員と握手をしてスピーチをしました。

「まだまだ発展途上の会社だけど

給料では大企業に負けない。

給料で君たちに絶対恥をかかせない。」

まだ前期売上650億円、当期見込み1000億円超という規模で

今のリクルートの十分の一サイズだったわけです。

そんな小さかったリクルートの西日本の内定者と顔を合わせると

京大、阪大、神戸大、九大など旧帝大クラスの学生がゴロゴロいたんです。

みんな 「銀行を蹴って来た」 「商社を蹴って来た」 とか

「なんでそんな会社を蹴って、こんな農場で牛のクソ出し作業とかやってるの?」

と聞きたくなりました。

これがまたみんな元気がいいヤツばかりで

リクルートの採用力に驚きました。

結局、江副さんのリーダーシップなんです。

「人材採用に投資する事が最も経営効率を高める」 

という哲学を持っていたようです。

それがあったから会社も大きくなりました。

インテリジェンスも創業以来

人材採用に力を注ぎ

優秀な人材を多数採用して大きくなりました。

今や屈指の人材輩出企業です。

他の人材紹介会社の採用も同じです。

社長自らリーダーシップを発揮して

人任せにしないで

自分も積極的に採用に関与しないと

良い人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は採用できません。

原則、社長さんが関与する会社としかお取引しませんので

偉そうですが何卒宜しくお願い致します。

「そのときの出逢いが

 人生を根底から

 変えることがある

 よき出逢いを」                     みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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