「気合いが入りすぎてＮＧ」

この最終面接さえ通過すれば内定するという大事な局面で

気合いが入りすぎてＮＧになる人がいます。

緊張して気合いが空回りして

質問に対して不必要な事までしゃべりすぎてＮＧになる方が多いです。

常日頃はキャンディデートに面接のアドバイスをしている

人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）でも

面接で失敗する人が少なくありません。

気持ちは理解できます。

ただ、厳しい言い方をしますと

「自信の無さの現れ」　

かもしれません。

本当に自信があれば

緊張やプレッシャーがかかる場面でも

ある程度落ち着いている事ができるでしょう。

難しい質問をされても何とか切り抜けるでしょう。

何と言っても

これまでの仕事の実績から来る自信は強いですね。

従って、コンスタントに高業績を残して来たコンサルタントが

面接で失敗する事はほとんどありません。

実績のある人と未知数の人とでは

面接官の態度も違ってきます。

「この人はできるコンサルタントだ」

という前提から入りますので

「何とかこの人を採用したい」

という気持ちになりポジティブな質問が多くなります。

未知数の人の場合は

「この人は本当にできるのかな？」

というやや懐疑的な前提から入りますので

ネガティブな質問が多くなります。

やっぱり、営業は実績ですね。

また、実績豊富な人は成功体験のエピソードも数多く持っています。

そんな具体的なエピソードを話すと

面接では大変効果的です。

面接官が身を乗り出して聞いてくるようなエピソードを話せたら

内定間違いなしです。

「実績がある人が合格するのは当り前じゃないか？

問題は未経験者や実績があまりない人が合格するためにどうすればいいかだろう？」

と思われる方が多いと思います。

まさにその通りですね。

実績のない人にどんなアドバイスをするかが大事です。

それは

「実績を出せるようになる考え方・道筋・取るべき行動」

を教える事です。

実績を上げている人たちに共通する考え方や行動特性を

分解して教えてあげる事です。

それを理解していただき

自分で語れるようになれば

厳しい面接を突破する事も可能です。

しかし、これは簡単な事ではありません。

そんな簡単にマスターできる事であれば

とっくの昔に実績を上げているはずです。

ですから、成功者の考え方や行動特性を理解していただくのは

大変な労力がかかります。

労力をかけても効果が出ない事もしばしばです。

全ての人を内定するまで引っ張り上げる事は不可能です。

その意味では

ボーダーライン上にいる人をどれぐらい内定までリードできるかですね。

この辺で業績に差が出る気がします。

「夢はでっかく

　根はふかく」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。