「どっちの会社を選びますか?」
それぞれの人材紹介会社にも色々なワークスタイルがあります。
例えば、こんな対照的な2社があります。
1 毎日19時に帰れて土日出勤もなく、売上2000万円で年収600万円の会社。
2 毎日23時まで残業があり、売上3000万円でも年収500万円の会社。
普通なら上記1の方が良いと言う人が多いでしょう。
しかし、どちらの会社の社員にも満足している点と不満足な点があります。
(上記1の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の満足な点)
・残業が少なく休日出勤が無いので、プレイベートタイムが充実している。
・年収は悪くない。
・英語が上達する環境がある。
(上記1の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の不満足な点)
・トップダウンが強く上司に逆らえない。
・会社の根幹となる方針や戦略に現場の意見が反映されにくい。
・人事考課の基準が不明確である。
(上記2の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の満足な点)
・苦楽を共にできる良い仲間がいる。
・一緒に会社を大きくする喜びがある。
(上記2の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の不満足な点)
・心身の病で退職する同僚がいる。
・体力勝負なので、いつまで持続できるか不安がある。
(両者に共通する点)
・同業他社の労働環境を知らないので、自社の環境が良いのか悪いのか、わからない。
両極端な2社のようですが
こんな事例はゴロゴロあります。
結局は個人の価値観(モチベーション・リソース)次第ですよね。
働く人のモチベーション・リソースは大きく四つの集合に分けられるそうです。
1 組織型
・企業や業界のステイタス
・金銭的報酬
・地位・出世
・組織内の責任・期待
・組織目標や企業目的実現への貢献感
2 職場型(組織型の一部であるが、もっと身近な事が気になるタイプ)
・組織・上司の評価
・仲間との協働の喜び・人間的交流
・職場・仲間の評価
・協働的目標達成の喜び
・社内競争
3 仕事型
・仕事の目的(顧客・企業・個人にとって)
・仕事の社会的ステイタス
・仕事のプロセス(発見・工夫・自己表現・裁量度・リズム・手ごたえ)
・仕事の結果(達成感・手ごたえ・出来栄え・足跡)
・得られる報酬(経済的報酬・知識や技術・人脈・社会的貢献感)
・仕事の環境(立地・職場環境・道具・設備)
4 生活型
・家族の期待と応援
・生活が豊かになる実感
上記の四つの集合の中で
自分がどこに分類されるのかを知れば
自ずと選ぶべき会社もわかってくると思います。
「人生いろいろ 人材紹介会社もいろいろ」 です。
「梅の木に梅の実
柿の木に柿の実
それでよいのです」 みつを
合掌。