「多弁な人が良いコンサルタントとは限らない」
あまりに寡黙でプレゼンが下手では困りますが
多弁な人が良い人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)とは限りません。
「釈迦に説法」 で恐縮ですが
自分が話す前に
まずはクライアントやキャンディデートの話を聴きだす能力が大切です。
顧客に対する理解なくして
良いマッチングなどできるわけがありません。
ただ、何でもだらだらと聞き出せばいいという問題でもありません。
クライアントからはキャンディデートが知りたい情報を深く聞き出し
キャンディデートからはクライアントが知りたい情報を深く聞き出す事です。
それができれば
クライアントに対して強くキャンディデートを推す事ができますし
キャンディデートに対してクライアントを強く推す事もできますよね。
「今回はど真ん中のストライクですから必ず採用してください」 とか。
もちろん、自信があまりない時は正直に答える事もできます。
「済みません。
今回はギリギリのストライクか?
面接官次第ではボールの判定になるかもしれません。
しかし、今後のためにもその基準を知りたいので面接してください。」 とか。
こんなやり取りの繰り返しで顧客理解を深め
クライアントやキャンディデートとの距離を近づける事ができます。
従って、「話し上手」 で 「聞き上手」 でもある人がいいのですが
それほど話し上手ではないけれども 「聞き上手」 であれば
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)適性があるかもしれません。
私も過去30年に渡り
「話し上手ではないが聞き上手」 というタイプで
常に高い業績を上げる人を何人も見てきました。
顧客は 「良き理解者」 を求めているのだと思います。
「知ってるつもり」 「理解しているつもり」 になっていないか?
私自身もはっとして反省する事がよくあります。
顧客は常に変化する生き物ですから
少し目を離すと急速に理解度が落ちますね。
1か月コンタクトしないと全く状況が変わっているので怖いですね。
「ひとりごと
ふだんどんなに
カッコいいこと
言っていてもなあ
人間てやつは
いざとなると弱くて
だらしのねえもんだな
ひとごとじゃねえ
おれの話だ」 みつを
合掌。