「外資系エージェントが本気で攻めてくる?」
下記は、ある優秀なキャンディデートからの情報です。
「●●社は、先方の今後の事業計画において、
外資と日系のグローバル採用中心の紹介事業だけだと
日本国内で社員が100名規模が限界であろうという考え方があり、
日系企業へのアプローチをスタートすることが大命題で、
日本法人で現在150名規模を500名規模にして、
日本市場で一番を目指すことが決定しているとのことです。
その中で、私に求めるものが、
製造業のインダストリーにおいてマーケットをつくることです。
いわば、グローバルで数千名もいる世界的な●●社というブランドの中で、
「外資といえば●●社」から、日系のマーケットを構築していく中で、
「製造業に強い●●社」となるように、
スタートアップしてほしい、ということです。
アジアパシフィックの最高責任者も、
普通は一社員の採用でお会いすることは無いようですが、
日本に出張で来ていたとのことで、
『是非会いたい』と言われ、お話を聞かせていただいたのです。
我々が成し遂げなければならない目標を果たすためには、
有能なリーダーにジョインしてもらうことが何よりも重要であり、
あなたこそが真に、我々●●が求めている人材だと言っていただきました。
自分が今、人材紹介業界で働いている意味と意義、
生み出すことができる価値を考えると、ものすごくチャレンジングで
大変ではありますが、逆にとてつもなく大きな可能性を感じています。
こんなにワクワクすることはないと思っていますし、
こんなチャンス、オポチュニティは他にないだろうと思っています。」
「日本法人で現在150名規模を500名規模にして、
日本市場で一番を目指すことが決定しているとのことです。」
この話に対しては
「そんなに簡単じゃないよ」
と明確に申し上げておきますが
「日本市場の攻略はちょろい」
となめられている雰囲気はヒシヒシと感じます。
昨日も書きましたが、
ロバートウォルターズ、エンワールド・ジャパン、マイケルペイジ、
ヘイズ、CDSなど外国人コンサルタントを多く抱えている
国際的な人材紹介会社が順調に業績を伸ばしています。
ただし、
「外資と日系のグローバル採用中心の紹介事業だけだと
日本国内で社員が100名規模が限界であろうという考え方があり、
日系企業へのアプローチをスタートすることが大命題」
という着眼点は当然だと思います。
これ以上業績を拡大するためには
日本企業の求人市場開拓が不可欠です。
その結果、多くの外資系エージェントの採用基準が広がり始めています。
特に、英語力に関しては、
「日本企業を担当する人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は
今は英語を話せない人でも、アレルギーがなくて今後勉強してくれればいい」
と言って来る会社が増えています。
そして実際に英語が話せない人材コンサルタントが採用されています。
日本市場は他の東南アジア諸国と比較して魅力があるようです。
(理由)
1 1件当りの成約単価高いので利益率が高い。
2 日本の人材紹介会社や人材コンサルタントがちょろい。
いやはやバカにしてくれますよね。
しかし、ある部分は当たっていると思っています。
もっと我々日本人コンサルタントもアグレッシブにやらないと
国際競争に負けてしまいます。
日本人同志で戦っていると思っていたら
いつの間にか
外国人に日本を乗っ取られていたというような話になりかねません。
先方さんは仲良く市場を分け合うなどという文化は持っていません。
あくまで肉食系です。
皆さん、頑張りましょう!!
「うばい合えば足らぬ
わけ合えばあまる
うばい合えば憎しみ
わけ合えば安らぎ」 みつを
合掌。