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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「朗報と悲報」

「朗報と悲報」

(朗報)

先日、クライアントの営業部長さんからお電話をいただきました。

営業部長:「武谷(たけや)さん、ご無沙汰です。」

私:「ご無沙汰です。お元気ですか?

   随分ご活躍されているらしいですね。」

営業部長:「おかげさまで何とかやっております。

       それにしても最近も優秀な人材をご紹介いただきまして

       ありがとうございます。」

私:「いいえ、こちらこそ、ありがとうございます。

   AさんやBさんはお元気ですか?」

営業部長:「Aさんは先月も高額案件を決めていただきましたし

       Bさんはすっかりうちのムードメーカーです。」

私:「そうですか、それは良かったです。

   安心しました。」

営業部長:「人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)不足で

       大変厳しい採用環境であるという事はブログでも拝見しておりますが

       何とか引き続き優秀な人材をご紹介ください。」

私:「はい、良い方が見つかれば、今後も是非ご紹介させてください。

   引き続き宜しくお願い致します。」

お客様は有難いですね。

このような嬉しい話もありますので

多少不安定な仕事でもモチベーションを維持してやっていけます。

ただ、そんな良い事ばかりではありません。

   

(悲報)

早期退職が出てクライアントに返金する事はほとんどありません。

最後に返金したのは2011年12月ですから

2年半前です。

しかし、返金せずに済んでいるのは入社された方々が

私に負担をかけまいと我慢していただいている場合も多々あるだろうと考えております。

誠に申し訳ございません。

返金にはならなくても

入社されて1年以内に退職された方は幾人かいらっしゃいます。

「1年以内に辞める」 というのは

キャンディデートにとってもクライアントにとっても私にとっても失敗です。

戦力化と定着を意識して仕事をしているだけに残念ですし

キャンディデートにもクライアントに申し訳ないです。

先日もお一人、入社1年以内でお辞めになったCさんがいらっしゃいます。

事前にご相談いただき

「辞めたい。転職するかもしれない。でもやっぱり当分の間は頑張ります。」

というやり取りがあったのですが

最後はご自身で決断して転職されました。

その情報を聞きつけたのでメールをお送りしたところ

ご本人から丁寧にご返信をいただきました。

「武谷様

お世話になります。

この度は、メールをいただき、ありがとうございます。

もう少し落ち着いてから、ご連絡しようと思っていましたが

逆に、お気遣いをいただきまして大変恐れ入ります。

実はすでに新たな職場で就業中です。

もしご興味があれば、役員に武谷さんを

ご紹介させていただければと思います。

今回、武谷さんのご紹介で●社に入社できましたことは

今でも心から感謝しております。

短期ではありましたが、コンサルタントとして働くことができ、

本当に学びがあり醍醐味を感じました。

基本的に仕事は好きですので、短期離脱してしまい残念ですが

起こったことは自分にとって意味のあることだと思っています。

私の至らなさも多分に関係があります。

まだまだ未熟過ぎますね。

武谷さんからお詫びをしていただくなんて

とんでもありません。

謝るべきは私の方で

折角のご紹介の機会を無下にしてしまって

誠に申し訳ありません。

深くお詫びいたします。

また直接お話できるチャンスがあればと思っておりますので

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。御礼まで。」

Cさん、逆にお気遣いいただき、ありがとうございます。

私はどこまでCさんに寄り添えたでしょうか?

また、どこまでクライアントに改善提案できたでしょうか?

それができなかったので

このような結果になったのだと思います。

Cさん、この度は、お役に立てず大変申し訳ございませんでした。

私の方がまだまだ未熟です。

30年もこの仕事をやっているのに

入社された方が1年以内で退職に至るとは

とてもプロとは言えません。

Cさん、新天地でのご活躍と今後のご多幸をお祈り致します。

できれば、落ち着かれた頃にまたお会いしましょう。

「いまから

 ここから」                      みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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