「Don’t waste your time. = 時間を無駄にするな」
転職しないで済むのであればそれでいいのですが
いずれは必ず転職すると思っているのに
今の会社に留まっているというケースは
まさに
「Don’t waste your time. = 時間を無駄にするな」
に該当すると思います。
例えば
「今の会社では刺激がないし成長感も持てない。
ただ、今の会社に転職してから1~2年しか経過していないので
あと1~2年我慢しないと転職癖のある人だと思われてしまう。
だから、やりがいも感じないし楽しくないけれど
もう少し今の会社に留まろうと思います。」
というようなケースです。
この場合
あと2年留まっても成長しないし楽しくもないわけですし
スキルアップもしないまま2年余計に歳をとることになります。
2年余計に留まった事を
次の転職活動の際
採用選考でどれほどプラス評価されるかと考えますと
大して評価されないと思うのです。
むしろ、2年余計に歳をとった事のデメリットの方が大きいかもしれません。
更に、今は求人件数が多いので転職できる確率も高いですが
2年後の転職市場はどうなっているか全くわかりません。
このように様々な事をあわせて考えますと
「本気で転職するなら、今でしょ!!」
という結論に至ります。
ただただ我慢するだけの2年を過ごすのは
「Don’t waste your time. = 時間を無駄にするな」
というアドバイスをすることになります。
この
「Don’t waste your time. = 時間を無駄にするな」
という言葉は
JACリクルートメント社の田崎ひろみ会長(CEO)の口癖です。
私も在籍中よく言われました。
会長:「武谷(たけや)君
先月も先々月も言ったけど●●部の業績が上がってないわね。
どうするの?」
私:「はい、それに関してはA部長と話をしました。
やらない事を決めて
やるべき事だけにメンバーを集中させろと言いました。」
会長:「それでどうなったの?」
私:「はい、メンバーの意識と行動は変わってきています。」
会長:「それで業績はどうなったの?」
私:「はい、行動変化が業績に結びつくのは
もう少し時間がかかると思います。」
会長:「武谷(たけや)君
Don’t waste your time. よ。
もう少しもう少しって
貴方は一体いつまで待つつもりなの?」
私:「確かに Wasting time ですね。
申し訳ございません。」
会長:「貴方は今の延長戦で●●部の業績が良くなると思ってるの?」
私:「少しは良くなると思いますが
飛躍的に良くなる事はないと思います。」
会長:「なぜそう思うのですか?」
私:「A部長は信頼できる人です。
ただ、適性があるのは、もっと安定した組織のマネジメントだと思います。
今の●●部のような、立ち上げフェーズの組織のマネジメントを任せるとしたら
むしろ、B部長のような荒削りでもアグレッシブな人が向いていると思います。
従って、A部長とB部長の役割を相互に入れ替えた方がいいと考えます。」
会長:「そうでしょう?
貴方はそれをわかっていながら
結論を先延ばしにしているから
Don’t waste your time. よ。」
私:「はい、そうですね。」
会長:「貴方が今すぐやるべき事は何ですか?」
私:「思い切った決断です。」
会長:「はい、その通りです。
わかっているなら
すぐにやってください。」
私:「承知致しました。」
こんな会話を何度もして
経営者がやるべき事を教えていただきました。
会社にとっては 「時間=収益」 ですからね。
しかし、この事は一人の人間のキャリア形成にもあてはまります。
「Don’t waste your time. = 時間を無駄にするな」
と言われないように
未来を見据え勇気を持って意思決定していきましょう。
「考えてばかりいると
日がくれちゃうよ」 みつを
合掌。