「久しぶりに切れてしまいました」
先日、久しぶりに切れてしまいました。
キャンディデートのAさんが面接を直前リスケした時でした。
面接直前にリスケ依頼の電話がかかってきました。
Aさん:「今夜の面接ですが
急なミーティングが入り
行けなくなりました。
申し訳ありませんが
リスケしていただけないでしょうか?」
私:「直前になって社長面接をリスケしてくれとはどういう事ですか?」
Aさん:「済みません。
抜けられないミーティングが入ってしまって。」
私:「辞めると決めた会社のミーティングと
社長面接とどっちが大事なんだ?
面談した時に君が言ってたように
意見具申しても何も変わらないミーティングなんだろう?」
Aさん:「済みません。」
私:「君が 『人材紹介会社なんてどこでも同じだ』 と偉そうな事を言うから
私が尊敬する社長さん二人に会ってもらえば
考え方も変わるのではないかと思って
今夜も特別に最初から社長に出ていただくお願いをしたんだぞ。」
Aさん:「済みません。
次回は必ず行きますので。」
私:「このバカヤロー!!
ふざけるな!!
お前は自分の仕事もそんないい加減なやり方をしているのか?」
Aさん:「済みません。」
私:「毒されているのは会社だけじゃなくて
お前自身もそうじゃないか?
1件の面接の意味を考えた事があるのか?
このバカヤロー!!」
Aさん:「済みません。」
私:「偉そうに何が経営コンサルティングもやってみたいだ?
まずはお前の脳みそを自分でコンサルティングしてみろ!!
大した経験も能力もないのに偉そうな事ばかり言うな!!」
Aさん:「済みません。」
私:「お前、また次の面接の日にミーティングが入ったらリスケするつもりだろう?」
Aさん:「いいえ、次回は休みを取って絶対に行きます。」
私:「今回はなぜ休みを取らなかった?
どうせリスケすればいいと思っていたんだろう?」
Aさん:「済みません。」
私:「このバカヤロー!!
ふざけるな!!」
私:「お前、すぐに自分で社長に電話しろ!!
社長は面談の予定をはずして待ってるんだ。
とにかく謝れ!!」
Aさん:「わかりました。
電話します。」
その後、社長とお電話で話しました。
社長:「理由がはっきりしているので仕方ないと思いますが
本当に応募意志があるのか不安になりますね。」
私:「確かに自分はできる。
どこでも行けると勘違いしているタイプです。
自分を過大評価しているので
わざわざ社長にお時間をいただき
立派な経営者がいる事を知ってほしかったんです。
それなのに申し訳ございません。」
社長:「武谷(たけや)さん、こういう場合はどう対応するんですか?」
私:「これを機会に思った事を全てキャンディデートにぶつけます。
今回も思いっきり
『バカヤロー!!ふざけるな!!お前の脳みそをコンサルティングしろ』 と言いました。」
社長:「そんな事、言うんですか?」
私:「はい、心から言いたい時は言います。
それでキャンディデートが離れても構いません。
その程度の人間だと思いますし
その程度の縁だと思います。
言うべき事を言わないと
これからもずーと世の中をなめたままそこそこに仕事をして
思い通りに行かない事は環境のせいにするでしょう。
でも、その環境を選んだのは自分なんです。
そんなんじゃ人生うまく行くわけがないです。」
社長:「それはそう思いますが
僕は言いたくても言えないんですよね。」
私:「社長は頭が良くて冷静ですから。」
社長:「やっぱり言う時は言うんですね。」
私:「いやいや悪い見本です。
社長はスタイルを変える必要ないと思います。
私は忍耐強くないだけです。
本当はもっと理性的にやらなければいけません。
ただ、他人から 『バカヤロー!!』 なんて何度も言われる事は
あまりないと思いますので
何か響いていたらいいと思います。
言う時は心の底から本気で言いますから。」
1年に1回あるかないかの話ですので
皆さん、あまり怖がらないでください。
有望なのですが
ここでマインドをリセットできなければ
駄目になる可能性のある人に
時々言う事があります。
相手が本気になれば
切り捨てたりしません。
そういう人ほど思い出に残ります。
「にんげんだもの」 みつを
合掌。