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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「久しぶりに切れてしまいました」

「久しぶりに切れてしまいました」

先日、久しぶりに切れてしまいました。

キャンディデートのAさんが面接を直前リスケした時でした。

面接直前にリスケ依頼の電話がかかってきました。

Aさん:「今夜の面接ですが

     急なミーティングが入り

     行けなくなりました。

     申し訳ありませんが

     リスケしていただけないでしょうか?」

私:「直前になって社長面接をリスケしてくれとはどういう事ですか?」

Aさん:「済みません。

     抜けられないミーティングが入ってしまって。」

私:「辞めると決めた会社のミーティングと

   社長面接とどっちが大事なんだ?

   面談した時に君が言ってたように

   意見具申しても何も変わらないミーティングなんだろう?」

Aさん:「済みません。」

私:「君が 『人材紹介会社なんてどこでも同じだ』 と偉そうな事を言うから

   私が尊敬する社長さん二人に会ってもらえば

   考え方も変わるのではないかと思って

   今夜も特別に最初から社長に出ていただくお願いをしたんだぞ。」

Aさん:「済みません。

     次回は必ず行きますので。」

私:「このバカヤロー!!

   ふざけるな!!

   お前は自分の仕事もそんないい加減なやり方をしているのか?」

Aさん:「済みません。」

私:「毒されているのは会社だけじゃなくて

   お前自身もそうじゃないか?

   1件の面接の意味を考えた事があるのか?

   このバカヤロー!!」

Aさん:「済みません。」

私:「偉そうに何が経営コンサルティングもやってみたいだ?

   まずはお前の脳みそを自分でコンサルティングしてみろ!!

   大した経験も能力もないのに偉そうな事ばかり言うな!!」

Aさん:「済みません。」

私:「お前、また次の面接の日にミーティングが入ったらリスケするつもりだろう?」

Aさん:「いいえ、次回は休みを取って絶対に行きます。」

私:「今回はなぜ休みを取らなかった?

   どうせリスケすればいいと思っていたんだろう?」

Aさん:「済みません。」

私:「このバカヤロー!!

   ふざけるな!!」

私:「お前、すぐに自分で社長に電話しろ!!

   社長は面談の予定をはずして待ってるんだ。  

   とにかく謝れ!!」

Aさん:「わかりました。

     電話します。」

その後、社長とお電話で話しました。

社長:「理由がはっきりしているので仕方ないと思いますが

    本当に応募意志があるのか不安になりますね。」

私:「確かに自分はできる。

   どこでも行けると勘違いしているタイプです。

   自分を過大評価しているので

   わざわざ社長にお時間をいただき

   立派な経営者がいる事を知ってほしかったんです。

   それなのに申し訳ございません。」

社長:「武谷(たけや)さん、こういう場合はどう対応するんですか?」

私:「これを機会に思った事を全てキャンディデートにぶつけます。

   今回も思いっきり

   『バカヤロー!!ふざけるな!!お前の脳みそをコンサルティングしろ』 と言いました。」

社長:「そんな事、言うんですか?」

私:「はい、心から言いたい時は言います。

   それでキャンディデートが離れても構いません。

   その程度の人間だと思いますし

   その程度の縁だと思います。

   言うべき事を言わないと

   これからもずーと世の中をなめたままそこそこに仕事をして

   思い通りに行かない事は環境のせいにするでしょう。

   でも、その環境を選んだのは自分なんです。

   そんなんじゃ人生うまく行くわけがないです。」

社長:「それはそう思いますが

    僕は言いたくても言えないんですよね。」

私:「社長は頭が良くて冷静ですから。」

社長:「やっぱり言う時は言うんですね。」

私:「いやいや悪い見本です。

   社長はスタイルを変える必要ないと思います。

   私は忍耐強くないだけです。

   本当はもっと理性的にやらなければいけません。

   ただ、他人から 『バカヤロー!!』 なんて何度も言われる事は

   あまりないと思いますので

   何か響いていたらいいと思います。

   言う時は心の底から本気で言いますから。」

1年に1回あるかないかの話ですので

皆さん、あまり怖がらないでください。

有望なのですが

ここでマインドをリセットできなければ

駄目になる可能性のある人に

時々言う事があります。

相手が本気になれば

切り捨てたりしません。

そういう人ほど思い出に残ります。

「にんげんだもの」                  みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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