「理化学研究所に営業に行きました」
10年以上も前の話ですが
当時のメンバーがアポイントを取ってくれたので
理化学研究所に営業に行きました。
温厚な大先生の部屋に通され
プロジェクターで研究内容をご説明いただきました。
でも、全く内容は理解できませんでした。
記憶が薄らいでいますが
確か下記のような話だったと思います。
大先生:「あのね、助手が欲しいですよ。」
我々:「助手ですか?」
大先生:「いろいろと種々雑多な細かい事が多くて大変なんですよ。」
我々:「助手とは、どんな仕事をするのでしょうか?」
大先生:「事務的な仕事もたくさんあるんですよ。」
我々:「それでは研究者ではなくてもいいんですか?」
大先生:「いや、それはある程度研究に関しても理解がある方がいいんですけどね。」
我々:「うーん、研究に理解があって、且つ、事務的な仕事もできる人ですか?」
大先生:「そういう人がいてくれないと、私の研究もはかどらないんですよ。」
我々:「ははー、そういうものなんですね。
そんなに種々雑多な仕事があるとは勉強不足でした。」
大先生:「どうですかね、そういう人はいませんか?」
我々:「先生、逆にそういう人はいらっしゃるものですか?」
大先生:「いる所にいるのですが、誰でもいいわけじゃないですからね。」
我々:「先生のご人脈で連れてくるとか、そういう事はできないでしょうか?」
大先生:「探しているのですが、なかなか見つからなくて困っているんです。」
我々:「わかりました。
今日は一旦持ち帰られていただき
該当者がいるかどうかを調べまして
できるだけ早くご連絡させていただきます。」
大先生:「わかりました。宜しくお願い致します。
ちょっと私がご案内しましょう。」
そんな感じで研究所の中を簡単にご案内いただいたような気がします。
「自由な感じでギスギスしてなくて研究者にとっては良い環境なんだろうなー」
という印象が漠然と残っています。
しかし、自由だからこそ、自分を律して研究に邁進しなければならないという
ある意味での厳しさもあるのでしょう。
まさに 「Freedom & Discipline:自由と規律」 ですね。
規律を守る者にだけに与えられる自由。
原則自由であるが、規律を守らぬ者は罰せられる。
今、騒がれているSTAP細胞の問題も根っ子はその辺にあるかもしれません。
さて、私は土日はだいたい面談ですが
皆さんはいかがでしょうか?
今週もお疲れ様でした。
良い週末をお過ごしください。
「張りすぎてもだめ
たるんでもだめ
ちょうどいいあんばいが
一番いい」 みつを
合掌。