「なんじゃ、この履歴書と職務経歴書は!!」
時々、 「なんじゃ、この履歴書と職務経歴書は!!」
と思うような応募書類を送ってくる人がいます。
一か所や二か所の間違いや誤字脱字なら誰でもある事なのでいいのです。
また、書き方が上手でない人もアドバイスすれば良くなるので構いません。
そんなレベルではなく
間違いだらけで
どこから修正したらいいかわからないような応募書類を送ってくる人が
時々いらっしゃいます。
私:「済みません。Aさんは人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)志望ですよね?」
Aさん:「はい、そうです。」
私:「それにしては困りましたね。
この履歴書と職務経歴書は何とかなりませんか?」
Aさん:「申し訳ございません。
見直して修正したものをすぐに送ります。」
そう言って送られてきた修正版も間違いだらけだったりします。
私:「Aさん、まだまだたくさん間違いがありますよ。」
Aさん:「大変申し訳ございません。
再度見直して修正したものをすぐに送ります。」
私:「Aさん、すぐに送らなくてもいいですから
じっくり慎重に見直した書類を送ってください。
次回も間違いだらけだったら
どこにも紹介できませんよ。」
いやはや、Aさんが人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)になったら
一体どんな仕事をするのだろう? と思ってしまいます。
クライアントにご紹介してもいいものか?
紹介すべきではないのではないか?
と思います。
自分の履歴書と職務経歴書という最も大切な書類でさえこんなに間違える人が
他人様の履歴書と職務経歴書をどのように扱うのか?
想像しただけで怖いです。
一方、真逆な人もいます。
過去の経歴は人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)とは無縁なものですが
大変しっかりした職務経歴や志望動機が書かれています。
「こんなちゃんとした事を書ける人であれば可能性があるに違いない」
と思って実際にお会いすると
「やっぱりしっかりした人だ。会って良かった。」
と思いますし内定します。
「一事が万事」 ですね。
偉そうですが
企業も人材もお客様を選ばないといけませんね。
選んでご紹介するのが我々の仕事です。
選ばないで紹介するなら求人広告と変わりません。
「採用する企業」 と 「採用される人」 との間で
スクリーニング機能を果たせなければ我々が介在する意味がありません。
そう言いながら見抜けなくて
犠牲者も出してきました。
誠に申し訳ございませんでした。
まだまだ修行が足りません。
「トマトがトマトであるかぎり
それはほんもの
トマトをメロンに見せようとするから
にせものとなる」 みつを
合掌。