「年齢、学歴、転職歴、経験の有無でどこまで判断できるか?」
年齢若い、学歴良し、転職歴少ない、人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)経験あり。
このような人材は当然ながら複数社から内定が出ます。
ご本人の実力や実績で内定を獲得できますから
私としては大変楽で有難いです。
ただ、ご本人の希望条件はそれなりにこだわりがありますから
どの人材紹介会社を選ぶのか?に関しては慎重にご相談させていただきます。
当然ながら、その方のキャリアに厚みが増すような会社をお薦めします。
一方、
年齢が高い
学歴が大卒未満
転職歴が多い
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)経験が無い
など何らかの要因でご紹介が難しい方もいらっしゃいます。
しかし、そんな経歴だけで可能性が無いと断定していいのか?
とケースバイケースですが大変悩みます。
どう考えても難しいと判断した場合は
メールや電話で具体的な理由をご説明してお断りする事もあります。
例えば
「50代で人材紹介未経験だけど、おもしろそうだからやりたい」
というような場合です。
私:「可能性があるとしてもフルコミションの業務委託契約になると思います。
奥さんやお子さんもいて住宅ローンもあるような方には
とてもお薦めできません。」
しかし、とても微妙な人もいらっしゃって
「これは一度会ってみないとわからないな」
というケースも多いです。
最近では
専門学校卒で40代
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は未経験ですが
求人広告の営業では長年に渡りトップセールスであり
お人柄や営業力は文句なしという方がいらっしゃいました。
「何とかならないか?このような組織に刺激を与える人材も必要ではないか?」
と思い
あるクライアントにご紹介させていただきましたが
結果は残念ながら面接で不合格となりました。
クライアント側にもキャンディデート側にも
それぞれの背景・理由がありますので
結果は結果として受け止めますが
こんな時は自分の力の限界を感じてしまいます。
かと思えば
先日、国家公務員で営業経験はもちろん民間企業での勤務経験もない方が
複数社で内定されました。
それもかなりの難関企業です。
このケースはとても嬉しかったです。
何とかエージェントとしての介在価値を発揮できたと思います。
このように人材紹介とは百社百様、百人百様で
全てが異なる個別のケースです。
「唯一無二で同じマッチングが他に一つも存在しない」
それがおもしろく
なかなか飽きない醍醐味だと思います。
だから、何年やってもこれでいいという境地に達することはなく
この仕事を辞めるまでは永遠に修行の日々です。
「いちずに一本道
いちずに一ツ事」 みつを
合掌。