「人材紹介会社によるコンサルタント採用基準の違い」
当然ですが
人材紹介会社によって人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)
に対する評価が大きく異なります。
同一人物なのに
A社の面接では高く評価されても
B社の面接では全然評価されない事があります。
なぜそんなに評価が違うのでしょうか?
それには下記の要素が色濃く影響を与えています。
1 営業手法
2 対象顧客
3 生産性と給与
4 経営者と社風
簡単に解説します。
1 営業手法
・リテインドサーチか成功報酬型か?
⇒リテインドサーチでは、クライアントの経営者に会って経営計画や経営課題を共有し
その課題を解決するために必要な人材採用を提案できなければなりません。
(コンサルタント要件)
・経営者と対等に話せる度胸・経験・知識
・話題展開力⇒ふろしきを広げる⇒潜在的な求人を発掘
・1000万円で一人採用できたら安いという感覚
⇒成功報酬型では、経営者より人事採用担当者とのやり取りが多くなるので
多忙な採用担当者の役に立つきめ細かいフォローができなければ駄目です。
(コンサルタント要件)
・採用担当者が有難いと思う情報(上司や現場を説得できる材料)を迅速に提供
・採用目標(人数・期限・予算)を達成するための提案
①採用要件の決定・緩和
②母集団形成からスクリーニング~内定の具体的な業務フローの提案など。
2 対象顧客
・日本企業か外資系か? 大企業かベンチャーか?など。
⇒日本の大企業相手では、礼儀正しく丁寧に手順を踏んだ対応を。
(コンサルタント要件)
・ビシットした礼儀正しいロジカルなコンサルタント
⇒ベンチャー企業相手では、経営者との課題共有と解決提案を。
(コンサルタント要件)
・元気で大胆な提案ができるコンサルタント
・社長の懐に飛び込めるコンサルタント
⇒外資系企業相手では、理屈より早く適格な人材の紹介を。
(コンサルタント要件)
・いちいち聞かないでもわかる知識とハングリーでスピードのあるコンサルタント
3 生産性と給与
⇒人材紹介会社によって人材コンサルタントの生産性が大きく異なります。
平均売上が1000万円という会社もあれば、3000万円という会社もあります。
当然ですが、コンサルタントの平均年収も大きく異なります。
300~1200万円のような大きな差が出ます。
(コンサルタント要件)
・生産性の高い会社は、当然ながら実績の低いコンサルタントは採用しません。
・ハイパフォーマーでクライアントやキャンディデートを持って来れるコンサルタント
4 経営者と社風
⇒人材紹介業を単に金儲けのための手段として行うか?
確かにビジネスではあるが一定の社会貢献性を意識して行うか?
この辺は経営者の方針、そこに集まるコンサルタントの意識によって
会社やサービスの在り方は大きく変わります。
(コンサルタント要件)
・「入社するまでが仕事か?」 「定着・戦力化するまでが仕事か?」
という意識の違いによってコンサルタントを選びます。
極端な書き方をしましたが
多くのコンサルタントはビジネスと社会貢献とのバランスを取りながら仕事をしています。
目先のお金儲けだけに走ると
その姿勢は自然とお客様に伝わって
ビジネスとしても継続できません。
ただ、上記4つの要素によって求めるコンサルタント像にも違いがあるのは事実です。
その辺を踏まえた上で
自分に合った人材紹介会社を選択してください。
私も微力ながら
その選択のお手伝いをさせていただきます。
「ひとの世の幸不幸は
人と人とが逢うことから
はじまる
よき出逢いを」 みつを
合掌。