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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「下手の考え休むに似たり」

「下手の考え休むに似たり」

皆さん、この言葉の意味はご存知だと思います。

・よい考えも浮かばないのに長く考え込むのは何の役にも立たず、時間の無駄だということ。

・囲碁や将棋で、下手な者がいくら長時間考え込んでも名案など浮かばず、

まるで駒を手にしたまま何も考えずに休んでいるようなものだということから、

よい考えなど浮かぶはずもないのに、あれこれ考えて時間を無駄にするという意味。

子供の時、父親から将棋を習った時にいつも言われました。

この言葉を言われると悔しいですよね。

「本当にわからないから考えているのに!!」

と思いました。

選択肢も思い浮かばないほど本当にわからなかったので考えていたんです。

「凡人は選択肢も思いつかないので何もわからず考える

 名人はどの手を選択すれば有利になるかを考える」 

人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の仕事をしていると

こんな場面に時々遭遇します。

「内定もしていない人は現職に留まるか転職するか

悩んで悩んで現職に留まる」

「複数社内定している人は相対評価してすぐに転職先を決める」

こんな傾向がある気がします。

絶対評価は難しいですが、相対評価は比較的簡単です。

しかし、絶対評価で前進できる人は勇気や決断力がありますね。

自分の 「モノサシ」 を持っているという事ですよね。

逆に相対評価に重点を置いている人は

「世間的に見栄えがするか?」 とか

「どっちが得をするか?」 とか

自分の 「モノサシ」 を持っていない人もいます。

誰も明らかに損をする道は選ばないでしょうが

元々の転職理由・転職目的に戻って考える事が

自分の 「モノサシ」 を取り戻す事になります。

転職活動を始めて何社か選考が進んでいくと

いつの間にか自分の 「モノサシ」 を忘れる事があります。

そして最後は絶対評価を忘れ相対評価で決めてしまうのです。

そんな状態で転職先を決めてしまうと失敗する事が多いです。

キャンディデートが 「モノサシ」 を忘れて迷い始めた時に

何度でも元々の 「モノサシ」 を思い出させてあげるのが

私たちの役割だと思います。

失敗の少ない転職をお手伝いするために

「下手の考え」 ではなく 「転職目的に戻って有意義な考え」 を

促しましょう。

「なやみはつきないな

生きているんだもの」                みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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