「大手のコンサルタントは調理だけ?中小は食材集めから?」
人材紹介業界では、よくこのように言われています。
「大手人材紹介会社には求人企業も登録者もリソースが豊富にあるから
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は調理だけやればいい。
しかし、中小人材紹介会社のコンサルタントはリソースが少なく厳しい環境だから
食材集めから始めなければならない。
だから中小人材紹介会社のコンサルタントの方が本当の実力が身につく。」
一般論としてはそういう傾向もないとは言えません。
ただ結論としては
大手でも中小でも、できる人はできるし、できない人はできないです。
個人差の問題です。
大手では確かに調理だけしている人もいますが
食材集めもできる人もいます。
リクルートやインテリジェンス、JACを卒業して会社を立ち上げ
大手出身者でも立派に食っている人が大勢いるという事実があります。
実際、調理だけしかできない人は大手人材紹介会社の中でもあまり評価されません。
「そんな仕事なら誰でもできる」 と自分も周囲の社員も思っています。
しかし、抜群に調理が上手で
他の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の2倍・3倍の業績を上げるような人は
プレイヤーとして上級の評価を受けます。
また、その中には万能な人材もいます。
プレイヤーとしても上級、新しい企画提案を考えさせても上級、という優れ者です。
更にマネジメントを任せても上級であれば役員になれるでしょう。
このように色々な能力を試され多くの同僚と競争させられます。
ですから、生き残る人間はそれなりの能力を持っています。
一方、中小人材紹介会社のコンサルタントは個人力や腕力が必要ですが
それよりも大きいのは社長の力量です。
社長の経営力、人柄、情熱、戦略、スキル、マネジメント力などです。
社長の力量次第で会社の発展性が決まっています。
従って、中小人材紹介会社に転職する時は 「良い社長」 を見つけて選ぶ事です。
私は 「良い社長を見つける」 という点において
微力ながらお手伝いできると思っております。
「いい会社とか悪い会社とかはない。
あるのは、いい社長と悪い社長である。」 一倉 定
合掌。