「転職歴はあった方がいい」
最近、あるクライアントの社長さんに
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)候補者を3名ご紹介しました。
経験者も未経験者も合せて3名です。
社長:「武谷(たけや)さんは、どの人がお薦めですか?」
私:「私はAさんがお薦めです。」
社長:「なぜですか?」
私:「理由は二点あります。
一点目は、元々持っている学習力や吸収力が高い事です。
二点目は、人材紹介や人材派遣での実務経験があり業績を上げている事です。」
社長:「なるほど。
確かにAさん以外のBさんとCさんは転職経験がないですね。」
私:「それはどういう意味ですか?」
社長:「だって、うちのような会社でやっていくためには転職経験がないと難しいでしょう?」
私:「なるほど。
百獣の王の集団ですからね。(笑)」
社長:「そうそう、人生経験豊富でタフな人じゃないと食い殺されますよ。(笑)
わかるでしょう?」
私:「はい、わかります。
その意味でも転職経験があるAさんがいいと思います。」
社長:「わかりました。
あまり先入観は持たないようにしますが
面接を楽しみにしています。」
この人材紹介会社のように
「転職歴があった方がいい」
という会社もあれば
「できるだけ無い方がいい」 とか 「あっても2社経験まで」
という会社もあります。
この違いは、それぞれの会社がターゲットにしている市場や顧客によっても生まれます。
例えば、エグゼクティブ層相手なのか? 若年層相手なのか?
また、既存コンサルタントの年齢構成や経歴によっても違います。
既存コンサルタントがシニアが多い会社なのか? 若い社員が多い会社なのか?
更に、社長の方針や社風によっても違います。
肉食系の会社なのか? 草食系の会社なのか?
まさに、「人生いろいろ 人材紹介会社もいろいろ」 です。
同じように見えてもそれぞれ個性があって全然違うのでおもしろいです。
そんな個性を嗅ぎ分けて成約し
入社された方がご活躍されているという話を聞く時に
一人勝手に自己満足感に浸っています。
「生きていて
よかった
生かされてきて
よかった
あなたに
めぐり逢えたから」 みつを
合掌。