「人材紹介コンサルタントは偏差値が高い方がいいのか？」

この問題は各人材紹介会社や経営者によって見解が分かれるかもしれません。

確かに大手人材紹介会社と呼ばれる会社には

高学歴の社員が多いです。

ましてグローバルサーチファームになると

旧帝大や早慶クラスでないと相手にしてくれません。

グローバルサーチファームは

学歴や職歴でクライアントをびびらせて

高額なリテイナーを獲得するためにも一流の経歴が不可欠です。

ただ、我々のような成功報酬型の人材紹介会社の場合

私の経験上は

「偏差値＝高業績」　という方程式は必ずしも成り立ちません。

人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）として業績を上げるためには

偏差値が高いというのは部分的な要件に過ぎないからです。

むしろ、それよりもっと重要な要件があります。

その中でも一番重要なのは

「人に好かれる事」　

です。

もっと噛み砕いて言うと

「明るく元気な人」

「謙虚で聞き上手な人」

「場の空気を読める人」

「嫌味なく提案できる人」

などです。

こんな人であれば

自然と周囲に人が集まるはずです。

もちろん、偏差値が高く　「人に好かれる力」　も兼ね備えている人もいます。

このような人は間違いなくトップコンサルタントになれます。

一方で時々残念な人もいます。

偏差値が高いために何事も理屈や論理で話をする人です。

人間は感情の生き物ですから

理屈ばかりでモノを言われると

気分を害してしまいます。

「理屈は通っているので決して間違ってはいないけれど何か嫌だな」

と頭では理解されても心では嫌悪感を抱かれる場合があります。

これは人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）以外の

営業的な職業でも同じだと思います。

「偏差値や学歴偏重」　ではなく　「人に好かれる人を採用しよう」　という事です。

かと言って学ぶ力が低いと戦力化できなくて困りますので

平均的な基礎学力は欲しいというのが実感です。

他人に媚びる必要はありませんが

「気持ちのいい人」　になりたいですね。

「ただいるだけで

あなたがそこに

ただいるだけで

その場の空気が

あかるくなる

あなたがそこに

ただいるだけで

みんなのこころが

やすらぐ

そんなあなたに

わたしもなりたい」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。