「人材紹介会社の採用力は社長の現場力」
人材紹介会社の業績は
どれだけ優秀なコンサルタントを採用できるかによって決まります。
そして、優秀なコンサルタントは、現場力のある社長を選ぶケースが多いです。
50人、100人以上の大組織になると
社長自らトップコンサルタントというのは難しくなるでしょう。
組織内外でややこしい問題・課題が多々ありますから
プレイヤーよりマネジメントの業務比率が高くなってしまいます。
ただ、20~30名以下の組織であれば
社長自らトップコンサルタントとして範を示し
力強く会社を率いていただきたくのが健全だと思います。
社長自らガンガン働き
じゃんじゃん売上を上げると
他の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は
黙ってついていくしかありません。
「うちの社長はよく働く」
「うちの社長には敵わない」
「うちの社長には学ぶ点が多い」
「うちの社長の人脈は凄い」
こんな背中を見せられると社員はついていきます。
また、こんな社長の現場力が採用場面でも強みを発揮します。
昨年、優秀な人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)Aさんが相談に来られました。
私はこの業界でも評価の高い人材紹介会社に絞って5社ほどご紹介しました。
もちろん、全て社長さんダイレクトです。
案の定、すぐに面接が入り次々に内定が出ました。
私:「どの会社を選ぶか?」
ボールはAさんが持っていますよ。」
Aさん:「はい、もう腹は固まりました。
X社さんに決めます。」
私:「おー、さすが決断が早いですね。
X社さんを選ぶ理由は?」
Aさん:「今回お会いした社長さんの中で
一番具体的な仕事の話が多かったからです。
武谷(たけや)さんが、
『X社の社長さんは、社長でありながら凄いトップコンサルタントだよ』
とおっしゃっていた意味がよくわかりました。」
私:「そうですか、ご紹介した通りの社長さんで良かったです。」
Aさん:「はい、X社の社長さんの下で頑張れば
自分はもっと上のステージのコンサルタントになれると思います。」
私:「そうですね。
日経新聞の人事に掲載されるような大きな仕事もされていますし
一皮むける大チャンスだと思います。
頑張ってください。」
Aさん:「はい、社長さんに 『クライアントのために付加価値の高い仕事をしようね』
と言われました。
ハードルは高いですが頑張ります。」
このように社長自ら現場を、そして仕事を具体的に語れるというのは
人材コンサルタント採用において大きな力になりますね。
「ともかく具体的に
動いてみるんだね
具体的に動けば
具体的な答が出るから」 みつを
合掌。