「ものづくり立国日本を再生させよう!!」
年末の日経ビジネスに
「ますます高まるエンジニアの存在感
日本の成長に欠かせない
ものづくりの復活」
という記事が掲載されていた。
・過去、日本の成長を牽引してきたのは製造業である。
国際競争力の低下を指摘されたこともあるが、
技術力は総じて高く、「メイド・イン・ジャパン」が信頼の証であることに変わりはない。
ものづくりの最前線で働くエンジニアの力、エンジニアとして働く意義を追う。
・7月1日の日経新聞に「世界主要商品・サービス50品目」という記事が掲載されたが、
日本の企業は、50品目中12品目で世界シェアNo.1を誇る。
今なお、日本の技術力が世界をリードしている証明といえる。
・技術力の背後には、製造業の屋台骨を支えるエンジニアの存在がある。
本企画では、様々な分野で活躍するエンジニアを対象にインタビューを行った。
*インタビューの詳細は、日経ビジネス2013.12.16 をご覧ください。
更に、就職関連の記事も掲載されています。
「就職、キャリア形成でも有利な理系学生」
景気や業績改善を背景に、企業は再び、いかに優秀な人材を獲得するかに
目を向けつつある。
中でも人気が高いのが理系の大学、大学院を卒業した学生たちだ。
文系・理系別では、文系の内定率80.4%に対して、理系は87.5%と
就職面での有利が顕著になっている。
やりがいと同時に、将来のキャリアを描くという意味でも、エンジニアを
志望する環境は整っているようだ。
私も高校時代、理系か文系か選択する時に迷いましたが
バイク好き・機械好きで博士になって世界を飛び回っている弟の仕事ぶりを見ると
ちょっとうらやましいです。
一昨日、1月22日(水)の日経新聞夕刊トップに、こんな記事が出ていました。
「理系人材、産学で育成」
12大学、企業に2000人派遣
・東京大や京都大など12の大学は、三菱電機や東レなど8社と連携して
理系の大学院生を企業の研究開発に参加させる組織を立ち上げる。
2万人の大学院生を対象にデータベースをつくり、3年間で計2000人を
企業に派遣する。
専門分野の垣根を越えた人材を企業で育成し、日本の技術革新の力を
底上げする狙い。
実質的な採用の道にもなり、理系院生の就職のあり方も多様化する公算が大きい。
・12大学と8企業は22日、企業に大学院生の派遣をあっせんする一般社団法人
「産学協働イノベーション人材育成コンソーシアム」を立ち上げる。
企業はほかに三菱重工業、パナソニック、日立造船、村田製作所、ダイキン工業、
DMG森精機。
大学は東京工業、千葉、大阪、北海道、東北、筑波、神戸、九州、慶応、早稲田。
・12大学の約2万人の大学院生の個人情報をデータベース化し、
企業が研究分野などから院生を検索できるシステムをつくる。
企業も院生に任せる研究開発の内容を登録。
院生が履歴書を提出できるようにする。
・このシステムを使い、今後3年間で2000人を企業が受け入れる。
日本企業の海外現地法人や中小にも呼びかけ、
参加企業も3年で40~50社まで増やす。
企業はコンソーシアムに年100万円支払えば、参加できる。
・今回の枠組みは、商品開発の現場で働く体験を通じて
学生に企業や社会のニーズを知ってもらい、
専門の枠にとらわれない人材を輩出する狙い。
産業界と大学が連携してイノベーションを生み出す人材を育てる試みといえる。
この記事を読んで率直に良い事だと思いました。
と同時に
リクルート、インテリジェンス、マイナビ、エン・ジャパンなどの大手人材ビジネス企業は
もっと早くこのような仕掛けができなかったのかな?
と残念に思いました。
今からでも遅くないと思います。
企業と大学に任せても全てがうまく行くとは思えません。
どこかの大手人材会社がアドバイザーとして入って手伝ってあげたらどうでしょうか?
短期的な金儲けは度外視しても
産業イノベーション促進のためにやるべき価値がある仕事ではないでしょうか?
「夢はでっかく 根はふかく」 みつを
合掌。