「恐怖の年賀状」
元キャンディデート(入社された方々)から年賀状をいただくのは嬉しくもあり怖くもあります。
普通、クライアントからの情報で
入社された方が
「元気で頑張ってるよ」 とか
「残念だけど辞めてしまったよ」 とか教えていただけます。
もしくは
「辞めようかと悩んでいるので再度ご相談に行ってもいいですか?」
とご本人から事前に相談を受けることも多いです。
そういう事象がありますので
だいたいの状況は把握しているつもりです。
ただ、入社後の状況を全て完全に把握しているわけではないので
ご無沙汰している場合は年賀状が頼りだったりします。
今年、元キャンディデートの方々からいただいた年賀状は多かったです。
分類しますと下記のような内訳でした。
1 今でも元気で働いています。 ⇒ 60%
2 別の会社に転職しましたが元気です。 ⇒ 15%
3 今年張り切って入社します。(昨年内定した方々) ⇒ 15%
上記のどれにも属さず一番怖かった1枚は
「今の会社で3年お世話になりましたが
今年はまた転職します。
おもしろい会社でした。」
と書かれた年賀状でした。
「おー、恐ろしい!!」
思ったので
今、その人にメールを送ったら
すぐに返信がありました。
「まだ辞めていません。
しばらく今の会社の仕事を完遂して
その後、転職しようと考えています。
また相談に乗ってください。」
大人ですね。
私なら子供ですからすぐに辞めてしまうところです。
こんな事を言っては
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)としてまずいですね。
折角、ご採用いただいたクライアントに対して申し訳ないです。
しかし、
「どうせすぐに辞めるだろう」
なんて思ってご紹介している案件は1件もないですよ。
昨年も入社された方々の中で
辞めた人は今現在いません。
率直に申し上げると
「辞めそうな人材を辞めそうな会社にご紹介するような事は致しません」
もっと申し上げますと
分別のある人材紹介業を営んでおります。
クライアントの志向・社風とキャンディデートの志向・個性との相性を考えた上で
ご紹介させていただいています。
いつも書かせていただいておりますが
「良いクライアントに良いキャンディデートを」
これが人材紹介の基本です。
その結果、仕事は地味で売上は毎年変わりませんが
「何のために貴方に相談したんだよ?」
とは言われないような仕事をしているつもりです。
目先の売上に走って
晩節を汚しては意味がありません。
「なるべくなら
うそのないほうがいい」 みつを
合掌。