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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「人材派遣会社から人材紹介会社へ」

「人材派遣会社から人材紹介会社へ」

ここ数年、人材派遣会社から人材紹介会社へ転職する人が増えています。

人材派遣会社は膨大な雇用を創出している立派な産業です。

市場規模も人材紹介業の20倍近くあります。

それなのにどうして人材紹介会社への転職を希望する方が多いのでしょうか?

それには様々な理由があります。

1 社会保険料負担の義務化や業界内競争の激化によって

 収益率が著しく低下し薄利な産業になった。

2 民主党政権下における派遣法改正議論や労働行政からの厳しい指導によって

 市場規模が収縮した。*最近は少し回復基調でしょうか?

3 上記の影響もあって成熟産業化し、社内の管理職ポストが詰まってしまった。

4 有期雇用の派遣社員より正社員採用の支援がしたい人が増えている。

5 正社員人材のキャリアコンサルティングをしたい人が増えている。

6 登録、マッチング、営業、スタッフフォローなど派遣会社の仕事は細分化されているので

 もう少し全工程に関われる仕事がしたいという人もいる。

7 人材派遣業界より人材紹介業界の方が高収益で平均年収が高い。

8 人材紹介業は少ない投資でも参入できるし独立もしやすい。

理由は他にも色々あるでしょうが

実際多くの人材派遣会社の方々とお会いして

多くの方々を人材紹介会社にご紹介しました。

今は人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)として大活躍されている方も多いです。

ビジネスモデルとしては

積み上げ式(ストック型)の人材派遣と

毎月ゼロリセットでスポット型の人材紹介とでは大きく異なります。

低収益安定事業の人材派遣と、高収益不安定事業の人材紹介です。

しかし、必要とされている能力は

・求人開拓力

・顧客フォロー力

・コミュニケーション能力(社内外)

等々、重なる部分も多いので転職しても適応できると思います。

人材紹介業の方が肉食系で多少ガツガツしている感じもしますが

それはあくまで個人差なので努力次第でキャッチアップできます。

金融、コンサルティング、IT、製造業、ヘルスケア、サービスなど

業界別の専門知識に関しても同様で努力次第でキャッチアップできます。

企業や人材からヒアリングする内容はより深くなります。

企業からは、経営計画、経営課題、経営者の生い立ち、沿革などを深く聞くようになります。

人材とは、転職理由や価値観、今後のキャリアプランなどを深く話すことになるでしょう。

これに関しても努力次第でキャッチアップできます。

このような事を克服して活躍されている方が数多くいます。

ただ、年齢が高くなると求人数が非常に少なくなりますので

30代前半までに決断されることをお勧めします。

どうぞお気軽にご相談ください。

「そのとき どう動く」              みつを

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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