「新卒スカウト業」
新卒採用の需要が高まっています。
特に一部の優秀な学生に内定が集中する傾向が高まっています。
頭数だけそろえて
厳しい仕事をやらせてみて
「できるヤツだけ残ればいい」
というのはまさに 「ブラック企業」 ですから
そういう採用はやめた方がいいです。
真に採用を重視する企業ほど
頭数より質を重視する傾向にあります。
そこに新たな 「新卒スカウト業」 とも言えるビジネスが生まれています。
例えば、私の友人は下記の 「採用工房」 という会社を堅実に経営しています。
http://www.saiyo-kobo.co.jp/index.html
クライアントの人事の名刺を持って
就活中の優秀な学生を口説くスペシャリスト集団です。
会社説明会や面接の合間に都心のホテルに学生を呼び出し
OKだと思ったら口説くのです。
当然、クライアントの内情には社員以上に精通しています。
エグゼクティブではなく学生のヘッドハンティングです。
10名程度のヘッドハンターがいますので
それだけ需要が多いということですね。
また最近では
ネオキャリアさんが
「ワイルドカード」 という子会社を設立しました。
http://www.neo-career.co.jp/news/?p=184
内定や内々定を持つ優秀な就活生に
企業がスカウトメールを送信できるサービスを始めました。
「あのライバル企業の内定を持っている学生なら安心。
選考を飛ばして最終選考にだけ来てもらおう」
このように考える企業も少なくないようです。
一方、なかなか内定が獲れない就活生をサポートする会社もあります。
5回も10回も面談して就活力をアップさせて決めるそうです。
一人に20時間もかけるそうですよ。
UZUZ(うずうず)さんという会社です。
http://www.daini2.co.jp/wp/category/about-uzuz/
体育会の学生さんなら
アスリートプランニングさんですね。
http://www.athlete-p.co.jp/
以前訪問して打合せしていたら
隣の部屋で就活生と相談している声が聞こえました。
女性のコンサルタントでした。
初めは就活生の話をじっくり聞いていましたが
途中から強い口調でアドバイスしていました。
「そんな甘い考えでは希望の企業に就職できませんよ。
どう考えているんですか?」
やっぱり、学生さんですから
時には強く背中を押してあげる事も必要です。
とにかく 「就活支援ビジネス」 も花盛りです。
皆さん、頑張ってください。
「花はただ咲く ただひたすらに」 みつを
合掌。