「どこで働くか？　誰と働くか？」

転職活動で深く悩んでいる人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）Ａさんがいます。

折角良い人材紹介会社に内定されたのですが

決めきれないようです。

これまで数か月間に渡る転職活動で苦労してきて

やっとつかんだ内定なのですが

なぜか決めきれない様子です。

「もっと長期間転職活動すれば、もっと良い会社があるかもしれない」

と思っているのでしょうか？

ちょろちょろと新しい求人に応募しては決めきれず迷走されています。

転職活動は短かければ良いというものではありませんが

長く続ければ良い会社が見つかるというものでもありません。

ご縁を感じたら腹をくくって決断しないといけません。

その判断軸として

「どこで働くか？　誰と働くか？」

という考え方があります。

「どこで働くか？」　という軸で選ぶ場合は

・規模が大きく知名度も高い。

・年収も高いし福利厚生も手厚い。

などのハード面が重視される事が多いです。

それに対して　「誰と働くか？」　という軸で選ぶ場合は

・上司や同僚になる人との相性が良い。

・コミュニケーションが良い環境なので長続きするしスキルアップできる。

などのソフト面が重視される事が多いです。

どちらの軸を重視して転職先を選ぶのかは

最後はキャンディデートの判断です。

ただ、私がこれまで見てきた事例を振り返ると

「誰と働くか？」　を重視して転職先を決めた人の方が

圧倒的に転職後の満足度が高いです。

転職理由で一番多いのは　「人間関係」　です。

それを裏返して考えますと

「人間関係」　が良さそうな会社を選ぶという事が大切ですね。

そのためには、人事や社長さんだけではなく

上司や同僚になる人とも会わせてもらって判断してください。

クライアントにも

できるだけ複数の社員の方とお引き合わせいただくように

お願いしています。

「人間関係」　が良い会社って、業績も良い会社が多いんですよね。

「ひとの世の幸不幸は

人と人とが逢うことから

はじまる

よき出逢いを」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みつを

合掌。