「若手社員を抜擢せよ」
自分の事を思い出してどうだったでしょうか?
一番お客さんの事を考えた時期です。
「お客さんにとってどうか?」
という判断軸で無心に行動していた時期です。
私の場合、22歳から40歳ぐらいまでだったでしょうか?
「毒舌と言えば武谷(たけや)」
と言われて偉い人からは敬遠されました。
しかし、信念や自信があれば
相手が社長でも総理大臣でも関係なく
ボロクソに文句が言えました。
寛容な偉い人たちに
「言わせていただいた」
と言った方がいいですね。
そして、40歳ぐらいになって経営陣の仲間入りをしたあたりから
少しおかしくなってきました。
「お客さんの満足」 を起点に議論して意思決定したいのですが
結果としての売上や利益、生産性などの数字にしばられてしまいます。
ある意味仕方ない役割かもしれませんが攻守逆転です。
しかし、立場や役職のせいにしてはいけません。
私が弱い人間だからそうなっただけです。
ぶれない経営者もたくさんいます。
いくら女房や子供がいて
住宅ローンがあるとしても
長いものにまかれるのは情けないです。
こんな人が上にいると若くて志の高い社員がかわいそうです。
やはり、上司というのは
夢やビジョンを語り
誰よりもお客さんの要望に耳を傾け
それをサービスの改革・改善につなげる人でなければ存在価値がないのです。
それが無いのであれば
高い役職や給料をもらっているだけに
むしろ会社や社員の重荷になります。
私は今
自分が一人のプレイヤーに戻り
日々
「決まった!!」 とか
「辞退された!!」 とか
「嫌われた!!」 とか
言いながらも幸せを感じています。
「事業の目的は顧客の創造である」:ドラッカー
「マネージャーとは顧客創造のリーダーである」
これができなくなったら
早く後輩に道を譲るべきです。
ここでまた先人の教えに学びます。
「若い」ということは抜擢を
ためらう理由ではなく、
抜擢を決める理由である。 一倉 定
「実力は年齢とは関係ないのだ。
『まだ若い』というのは経験が浅いという意味であることは分かるが、
優秀なやつは一年の経験で、普通の人間の三年も五年もの経験、
いや十年もの経験と同じことをチャンと学びとっているものだ。
それでも人間的に錬れがたりないというかも知れないが、
それを補って余りある若さと情熱と馬力があることを忘れないでもらいたいのである。
若さの持つ強みを早く活かしてこそ、優秀な人間は、さらに精彩を放つものである。
『若い』ということは抜擢をためらう理由ではなくて、
抜擢を決める理由であることを忘れないでもらいたいのである。」
若者、頑張れ!!
「自分の番
うまれかわり
死にかわり
永遠の過去のいのちを受けついで
いま自分の番を生きている
それがあなたの
いのちです
それがわたしの
いのちです」 みつを
合掌。