「大手人材紹介会社3社の業績推移」
リクルートキャリア、インテリジェンス、JACリクルートメント、
大手人材紹介会社3社の業績推移はどうなっているのでしょうか?
最近はインテリジェンスとJACリクルートメントが好調で
リクルートキャリアが苦戦していると聞いています。
大手3社合計の資料は、既に 「人材協」 のHPで公開されていますので
ご覧になった方も多いと思いますが、
2012年度までの3社合計の紹介人数をダイジェストで復習します。
・2006年度:39382人
・2007年度:48837人(前年度比24%増)
・2008年度:43067人(前年度比12%減)
・2009年度:22438人(前年度比48%減)
・2010年度:26627人(前年度比19%増)
・2011年度:30410人(前年度比14%増)
・2012年度:33717人(前年度比11%増)
*2013年度は唯一上場しているJACリクルートメントのIR情報を参考にします。
・2013年1~6月の粗利益前年比:20.4%増
・2013年1~6月の決定人数前年比:1956人/1868人 = 4.7%増
(決定1件当たりの粗利益)
・2012年度:2871737千円/1868人=1537千円
・2013年度:3459484千円/1956人=1769千円
*決定単価の232千円のアップが業績に大きく貢献しています。
決定人数が90人増加し、更に決定単価が23万円上がれば、
20%以上の粗利益の増加も当然ですね。
そして決定単価は今もなお上がり続けています。
1 高単価・高付加価値市場への徹底したシフト
2 そのための両面(一気通貫)型への回帰・転換(2009年10月から)
上記の戦略が的中し、大手でも業績を伸ばせることを証明しています。
この例のように、全ては経営の舵取り次第なのです。
それに反目して会社を去るメンバーもいます。
しかし、栢野さんが言う通り、
「決断」 = 「決める」 + 「断つ」 ですから、
何をするかを決めたら、何を捨てるかも同時に決めないといけないのです。
それが経営者の孤独で厳しい決断です。
「真実
真実
真実だけが魂を打つ」 みつを
合掌。