「完全な業界人材データベース」
元上司で完全な業界人材マップを作り、社長をサクサク決めているAさんがいます。
特定業界の主要幹部人材をDB化しており、全員のメールアドレスを知っています。
そして、新たな求人案件が入ると、一斉同報で求人情報を送信するんです。
その求人情報に関心を持った人からレジュメを回収し、
有力な人材を選んで企業に紹介します。
外資系企業のカントリーマネージャーの求人などは、
人材要件が限定されますので、
多くの部分は過去のご経歴で判断できるのです。
従って、元上司のAさんはこのように言います。
Aさん:「求人が来たらメールを送るだけだよ。」
私:「たったそれだけですか?」
Aさん:「それなりの人のアドレスはみんなDB化してあるしさ、
事業内容や必要な技術・知識・経験とか採用スペックも明確だから
俺がいちいち会っても意味が無いんだよ。」
私:「全然会わないんですか?」
Aさん:「決まりそうな人にはちょっと会うけど、俺が会うと言うより、
クライアントと引き合わせるという感じだな。」
私:「すごい楽ちんですね?」
Aさん:「おー、楽ちん楽ちん。」
私:「それで年収も高いからFEEも高いんでしょう?」
Aさん:「いや、それがさ、結構渋いクライアントが多くてさ、
20%とか25%とか言って来るんだよな。」
私:「でもベースサラリーが1500万円としても、300~400万円ぐらいじゃないですか?」
Aさん:「そんなもんだね。」
私:「DB化している所がさすがですね。
仕組みで決めてますね。」
Aさん:「そんな大そうなもんじゃないよ。
人材マップなんて簡単にできるぜ。」
私:「そうですね。
地道にやればある程度はできますけど。」
Aさん:「でも、求人案件がエクスクルーシブである事が大きいですね?」
私:「そうだね。
それがもう一つの事業をやってる付加価値だな。」
企業機密なのであまり詳しく説明できない部分がありますが、
業界人材マップのDB化という点と、他のエージェントに無い求人を獲得するという点が
成功の鍵ですね。
仕事ができる人は、「仕組み化する力」 が違います。
「間口をひろげると奥行は浅くなる」 みつを
合掌。