「大手?中小?適材適所」
人それぞれ働く会社によって自分の能力の発揮度合いが変わります。
最近も大手からブティック型人材紹介会社に転職しマネージャーになり大活躍されている
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)がいます。
自分の過去を振り返ってみてください。
A:「大勢でワイワイやるのが楽しかった」
B:「少人数でじっくり話すのが好きだった」
どっちかと言えばAかBか?
経験・年齢やその時の自分のコンディションによっても変わるでしょうが、
どっちかと言われたらAとかBとかありますよね。
それから、下記のような志向の違いもあるでしょう。
C:「大規模な会社の方が安心するし他人にも自慢したい」
D:「小規模でもこだわりやプライドを持ってやりたい。でもいつか大手を追い抜きたい」
皆さんそれぞれのバックグラウンドがあって、今の価値観ができたわけですから
どちらでもいいと思います。
私の場合は、こんな感じです。
B:「少人数でじっくり話すのが好きだった」
C:「大規模な会社の方が安心するし他人にも自慢したい」
このように、基本的には大手志向でしたが、
就活では大手企業の人には相手にされませんでした。
そこで、当時の九州では知名度が低かった 「リクルート」という成長企業を選びました。
更に、「リクルート」 の中の「リクルート人材センター」 と言う
当時は無名の子会社を選びました。
数多くの同期との競争を避けたのです。
子供時代から運動会が大嫌いでした。
足も速いし喧嘩も強く紅白リレーや騎馬戦や棒倒しなど、
私が楽しんでやっていたと思ってた人が大半でしょうが、
実は他人と競争することが大変苦痛でした。
大学時代は4年間ほとんど引きこもり生活で、旅先で親友を亡くしたこともあり
後半は「うつ状態」でした。
ただ、「こんな自分を変えなければいけない」 と思い、
4年生になって急に大学に顔を出し率先して就活しました。
「部活もしてない、Aは4年間で4つしかない」=「何も売りが無い」=「行動するしかない」
というわけです。
同級生が誰も動いていない時期から、一人でガンガン企業訪問している内に
自分の内側に積極性があることもわかり勇気が湧いてきました。
就活の結果、消極的な性格とは真逆の 「リクルート」 を選びました。
思い切った賭けでした。
実際に入社後は毎日胃が痛くて何度も辞めようと思いました。
しかし、業績が上がってくると自然と自信が出てきて、
「世の中は自分を中心に回ってるぜ。ワイルドだろう?」
とバカな勘違いをするぐらい表面的な性格は積極的になりました。
当時の社員の中には未だに、私が本当に超ポジティブ人間だと勘違いしている人もいます。
今の家内も初めはイメージギャップに驚いていました。
その後、色々な挫折もあり、普段は消極的ながら、いざとなれば無理なく積極的に
行動できるようになったと思います。
とにかく幸運でした。
両親や二人の家内・子供、友人、上司・同僚・後輩など周囲の人に恵まれました。
皆さんも、先の答はわからないですが、
企業規模などの器より自分を信じて自分らしい選択をしてください。
そして、一度選んだら最大の努力をしてみてください。
3~4年は良い事など無いと思ってください。
でも、腐らずに努力してください。
必ず神様は見ています。
「至誠、天に通ず」 です。
「途中にいるから中ぶらりん
底まで落ちて 地に足が着けば
ほんとうに落ち着く」 みつを
合掌。