「営業職専門の人材紹介会社」
好不況にかかわらず、営業職は必要です。
ですから、「営業職専門の人材紹介会社」 は不況に強くていいと思います。
でも、 「営業職専門の人材紹介会社」 って、たくさんありそうであまりないですよね。
・営業職って範囲が広すぎてピンボケ?
・成約単価が低そう?
・大手人材紹介会社の得意領域だからやめておこう?
こんなイメージを持ってしまい、あえて取り組んでいない会社が多いのでないでしょうか?
逆に、経理・財務などは特化しやすいイメージがありますよね?
・経理・財務はターゲットが明確?
・成約単価が高そう?
実際、クライアントの中にも
「最初は経理財務に特化していたんです!! でも失敗しました。」
という会社も複数社あります。
この市場はレッドオーシャンで大変じゃないでしょうか?
強いプレイヤー(コンペティター)がたくさんいます。
尚且つ、この手の求人はワンポジションがほとんどです。
いい所まで行ってもファイナルインタビューでNGも多いでしょう。
逆に、強いキャンディデートは、2社・3社からオファーが出て辞退も多いでしょう。
いやー大変ですね。
ある程度ブランディングできている会社でないと、今から参入は大変そうです。
その点、「営業職専門の人材紹介会社」 って、意外と良さそうな気がします。
・ホワイトカラーの半分は営業職で人口が多い。
・複数求人・大量求人が多い。
・不況でも営業職は必要。
また、ひとくくりに営業職と言っても色々な営業職があります。
商材(有形・無形、高額・低額など)は?
新規開拓かルートセールスか?
対法人か対個人か?
個人目標があるか・無いか?
転勤があるか・無いか?
給与制度は固定給か・歩合給か?
直行直帰が多いか? 車で営業か?
将来独立の道があるか?
など様々カテゴライズできます。
営業スタイルよって社風も違うし、求める人物要件も全く違ってきます。
特定業界のベテラン営業職であれば、周辺業界内での横滑り転職で
あまり苦労しないでしょうが、若年層のマッチングはかなりの技量が必要でしょう。
営業スタイルと人物とのタイプマッチングが重要になります。
また、特に若年層は面接下手なキャンディデートも多いので、
何度も会って何度も模擬面接する必要も出てくるでしょう。
要するに、新卒や第二新卒の紹介に類似して、大変手間がかかりますね。
昨日のブログで紹介したUZUZさんは、一人平均10時間かけています。
手間がかかる割に成約単価が低いので、あえてやらない人材紹介会社が多いのです。
リクルートキャリアやインテリジェンスなど大手ともバッティングします。
大手の知名度や情報量の機関銃攻撃に対して、こっちは竹槍ですから大変です。
大変ですが丁寧にやってキャンディデートの心をつかんでしまえば、
大手から引き離してキャンディデートを独占することができます。
大手の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)は、
そんな一人一人に手間暇かけられませんからね。
手間暇かけないといけない若年層やベンチャー企業にちゃんと手間暇をかけると、
そこにはまだ未開の市場があります。
それを、「営業職専門の人材紹介会社」 とうたうか?
「若年層専門の人材紹介会社」 とうたうか?
どっちもありだと思います。
ただ、成約単価を上げて行くのは大変なので、件数で稼がないといけません。
体力や使命感がないとできないかもしれませんね。
「永遠の過去
永遠の未来
その間の一しゅんのいのち
いまここに生きて
あたらしき春に逢う
ありがたきかな」 みつを
合掌。