「簡単に 『人脈』 と言うな」
最近、やたら「人脈」という言葉を耳にします。
「あー、俺その業界なら人脈あるしー」 とか、
「お前、前にいた会社の人脈でどうにかならない?」 とか、
「あー、あの社長か、この前一緒に飲んだよ」 とか、
「なんじゃい、その人脈自慢大会は?」 と思う事があります。
「人脈」で検索すると、下記のような意味だと出てきます。
「ある集団・組織の中などで、主義・主張や利害などによる、人と人とのつながり。」
随分あっさりした解説です。
ただ、このような解説もあります。
「なにかに"生かせる"人とのつながりを持っていること」
いずれにしろ、「ただ知っている」「会った事がある」 というレベルでは人脈とは言えません。
そんなレベルで簡単に 『人脈』 と言うと 「軽薄」 に見えてしまいます。
「ただ知っている」「会った事がある」程度なら、むしろ言わない方がいいです。
「なにかに"生かせる"人とのつながり」 というぐらいですから、
ここぞという時に何かをお願いすれば、それに応えてくれるというぐらいの
信頼関係があってこそ人脈と言えるのではないでしょうか?
『信頼』 = 信じて頼む。
お互いにこのような関係になるのは余程濃いお付き合いをしないと無理でしょう。
もちろん、最初は名刺交換のような出逢い、交流から始まり、
何かお互いにご縁を感じて会うたびに信頼感が深まる、そういうものだと思います。
ですから、多くの人と出逢う努力はした方がいいと思います。
ただ、「会った」=「人脈」 と言って他人に自慢しても虚しいという事です。
SNS全盛時代で、ネットワークとか「友達」とか簡単になれますが、
実社会での「人脈」づくりは、そんな簡単なものではありません。
私の場合、フェイスブックでの「友達」が600人以上いますが、
本当に「友達」が600人いたら、あまりに忙しく疲れて死んでしまうでしょう。
しかし、出逢いは大切なので、このブログを真に受けず「友達申請」お待ちしております。
その中には、「本当の友達=人脈」 に進化するつながりもあるでしょう。
今後とも宜しくお願い致します。
「そのときの出逢いが人生を根底から変えることがある よき出逢いを」 みつを
合掌。