「散歩で社員をフォローする社長」
数十人のベンチャー企業に呼ばれて、新規の求人をご依頼いただきました。
数年前、人材紹介業に参入して最近やっと軌道に乗ってきたので
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)経験者を採用したいとの事でした。
立ち上げの経緯を聞いてみると、試行錯誤しながら成功も失敗もして
何とか将来に希望が持てる現状まで漕ぎついたとの事でした。
後発もいいところだし、それは大変だったでしょう。
最初は競合だらけのレッドオーシャンに乗り出して苦労したようです。
今は決してブルーオーシャンではありませんが、
それなりの手間暇をかける事によって何とか稼げる市場を見出したとの事です。
この市場は大手人材紹介会社であれば、どこでも取り組んでいる市場なのですが
このベンチャー企業ほど手間暇かけられないのです。
大手は求人・求職情報共にボリューム勝負で羅列するわけですが、
この会社は 「One to One 」 で情報に血を通わせることによって
成約まで漕ぎつけているのです。
簡単に申し上げると、そのままでは内定しない人材を内定するレベルまで育成するいう事です。
介在価値の高い良い仕事をしています。
プレイングマネージャー以下アシスタントもおらず、
平均1800~2000万円の粗利益ですから当然黒字です。
そして、ちゃんと利益を人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)に還元しています。
従って、ベンチャー企業ですが定着率が高いのです。
最後に感心させられる事を伺いました。
社長さんは、社員と毎月30分散歩しながら話し合う機会を設けていると言うのです。
一人一人の社員と30分散歩しながら話し合う機会を創っています。
なかなかできる事ではないと思います。
これを継続されていらっしゃるのは、本当に偉いと思いました。
社員は毎月30分、自分の話を聞いてもらったら嬉しいですよね。
同じベンチャー企業でも 「使い捨てベンチャー」 もありますが、
このような努力をしている真面目なベンチャーもあるわけです。
その辺の見極めをして、良いクライアントに良いキャンディデートをご紹介したいと思います。
「毎日少しずつ それがなかなかできねんだなあ」 みつを
合掌。