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「この先にどんな未来があるのか？」

「この先にどんな未来があるのか？」

よく聞かれます。

そんな事を聞かれても知らないよと言いたいですね。

どんな未来があるかは、先に進んでみないとわかりません。

先端まで進んだ人だけが、その先の景色を見ることができます。

だから、　「この先にどんな未来があるのか？」　と聞かれても何もアドバイスできません。

「怖いなら今の場所にとどまればいい」　と言うだけです。

不確実で不安定な時代だからこそ、自分で決めて進むことが大事なんです。

昔、採用した新卒社員Ａ君に言われました。

Ａ君：「このままでは未来が見えないんですよ。

　　　　将来の生活設計もできません。

　　　　どうしたらいんですか？」

私：「はー？

　　　お前、まだ２２歳だよね？」

Ａ君：「はい。」

私：「未来？　将来の計画が立たない？」

Ａ君：「はい。」

私：「お前、ばかじゃねーか！！」

Ａ君：「どうしてですか？」

私：「お前の年齢で未来が見えていたり、将来の生活設計ができてる奴なんかいねーよ！！

　　　お前な、本気でそんな事を考えているなら、どうして公務員にならなかった？」

Ａ君：「はー。」

私：「仕事もしてないのに偉そうな権利主張だけしやがって、お前みたいなヤツは必要ない。」

Ａ君：「はー。」

私：「俺さ、社長だけど貯金ゼロだぜ。

　　　４０歳になっても先の見通しなんかないよ。

　　　だからと言って俺は不安でもないし幸せだよ。」

Ａ君：「はー。」

私：「いやー、お前みたいな自分の生活しか考えてない奴を採用した

　　　俺がバカだったよ。」

Ａ君：「はー。」

私：「必ず会社の役に立ちますから採用してくださいとか言ってたけど何だよ！！

　　　お前みたいな人間とは一緒に仕事したくねーよ。」

１０年以上前に、こんなやり取りがありました。

私は当時、まだ仕事もしていないのに、こんな権利主張の強い新卒に会って驚きました。

その後、このＡ君をとことんいじめました。

飲み会の場でも泣かせました。

その後、まともなってマネージャーになりましたが、

久しぶりに会ったら、また以前の傲慢さが少し戻っていると感じました。

初心を忘れるなよ。

「いいことはおかげさま　わるいことは身から出たさび」　　　　みつを

合掌。