「飛行機欠航で帰れず」
いやー、東京の雪が全国に影響を与えるなんて参りました。
飛行機の欠航で大変な目にあいました。
先週の金曜日の夜から、義母の法事で九州に帰省していました。
金曜日の夜は新鮮な魚をつまみに、九州在住の友人と飲みました。
その後、大分県の実家に二泊して凍える寒さを味わいました。
今年初めてヒートテックを着ました。
義母の供養を済ませて、福岡空港に向かいました。
三連休なので、それなりの混雑でした。
「羽田の天候が悪いため、着陸できない場合は福岡に戻る可能性がございます」
とのアナウンスを聞きながら飛行機に乗り込みました。
でも、全ての乗客が着席しても飛行機は全く動きません。
前の飛行機が羽田上空で着陸許可を待っていて、なかなか降りれないとのアナウンス。
その後、機内でじっと待つこと1時間。
そして、次のアナウンス。
「11:40発を16時発に変更します」
それから間もなく突然次のアナウンス。
「当便は欠航となりました!!」
一部の乗客が我先に降りようとします。
振替便や払い戻しの手続きのためだと思うのですが、少し不愉快な時間でした。
3.11の時の事を思うと、これぐらいの事で我先にルール無視で行動する輩がいたのは
がっかりしました。
その後、実際に振り替え手続きで長蛇の列。
2時間近く待ちました。
「あー、今日は帰れない。
帰れたとしてもネコを迎えに行けない。
まんだらが折角退院できるのに。」
というわけで止むを得ず急遽、博多のホテルを予約して宿泊することになりました。
「参ったー、明日から仕事があるのに帰れない」
と途方にくれました。
家内も上司の方に状況報告の電話をかけて謝罪していました。
私からも謝罪させていただくと、
「武谷(たけや)さん、どうせ帰れないのですから、博多の夜を楽しんでください」
との暖かいお言葉。
確かにマイナス思考ではダメだと思い、美味しい店はないかとホテルの方から
情報収集しました。
4軒ご紹介いただいた内、ホテルの方が 「私はこの店が一番好きです」 という店を
予約して開店と同時に入りました。
魚の種類も多く、店も清潔で大将はじめ従業員の感じも良かったです。
先日は、大好きな竹内結子や織田裕二も来たとか。
贅沢にアワビを丸ごと刺身にしてもらったり、 まぼろしの 「森伊蔵ビンテージ」 を
飲んだり、鮮魚で腹一杯満足して15000円とはさすが博多は安いです。
最後が驚きでした。
会計していただき、店を出たら大将が見送りに出てきていただきました。
そして、 「これを持って行ってください」 と大きな紙袋の中身が
何と 「森伊蔵」 の一升瓶でした!!
ネット通販でも16000円前後しますが、それをタダでくれたのです。
腹一杯食って飲んで、15000円しか払ってないのに。
本当にもらっていいのかと思いましたが、
「どうぞ、どうぞ」 とニコニコ笑っておっしゃるのでお言葉に甘えていただきました。
そして、早速昨晩空けてロックで5杯飲んでしまいました。
こりゃ博多に行ったら、またあの店に行かないと。
大将、ありがとうございました。
飛行機が欠航になったおかげで良い事もあるものですね。
「おかげさん」 みつを
合掌。