「高年収層の人材紹介」
多くの人材紹介会社が高年収層の紹介にシフトしています。
年収が高くても低くても、1件の成約にかかる労力は変わりません。
それを考えると高年収層にシフトするのは理にかなっていると思います。
ただ、この市場はレッドオーシャンで競争が激しいです。
年収2000万円以上の市場はコンフィデンシャル求人が多いので
ここまで来るとそれほどでもありませんが、
年収1500万円以下の市場は相当荒れていると思います。
だから、各人材紹介会社はお得意様をつくる事に努力しています。
特定のクライアントに深く食い込む。
特定のキャンディデートの心をがっちりつかむ。
特に高年収層は経営に近いポジションにいますから、
社長(CEO)や外資系HQとの関係が悪くなると3年前後の短期間で転職します。
その時にまた相談に来てくれたら、何度もこの人を紹介して稼げるわけです。
30代半ば、40歳前後、45歳前後、50歳手前、これでもう4回も稼げます。
年収1500万円だとすれば、450万円×4回で
合計1800万円もこの人一人で稼げるのです。
このように書くと,、いやらしいビジネスだと思うかもしれませんが、
お客がファンになってくれて何度もリピートしてくれるのだから
悪いことじゃないと思います。
日本企業のオーナーは気まぐれで我儘だし、外資系企業の方針はコロコロ変わります。
そんな環境で働いていたらストレスがたまるし、3年前後で転職するのも無理もない話です。
まして、40代は子育てやローン返済で最もお金がかかる時期です。
年収を下げずに転職するのは、大きなリスクを伴うのです。
そのことはキャンディデート自身もわかっているはずです。
そういうキャンディデートの家庭事情や生活も踏まえた上で、
今後のキャリアを一緒に考える姿勢が大切です。
キャリアアップまで行かなくても、その時々で最善の選択は何かを一緒に考えて
サポートすることです。
「真剣に考えてくれている」 という感覚を持っていただくことが大切です。
これは、クライアントに深く食い込む場合も同じです。
社長や人事部長の話をよく聞いて、
「何とか役に立ちたい」
と思って迅速に具体的なアクションを起こすことが重要ですね。
簡単そうでなかなかできませんが、だからこそ差別化できます。
全ての基本は迅速で具体的なアクションとフィードバックです。
「ともかく具体的に動いてみるんだね 具体的に動けば具体的な答が出るから」 みつを
合掌。