「海外からの来客」
先日、海外からの来客がありました。
昔一緒に仕事をした仲間です。
ドメドメな会社で一緒に働いていたのに、彼は海外留学して帰国した後、
今は海外の人材紹介会社で働いています。
先見性があったのか? 単なる趣味だったのか?
しかし、若くもないのに会社を辞めて留学するって勇気があると思いませんか?
留学しないと余程後悔すると思ったんでしょうね?
ちゃんと英語も話せるようになって帰国したので尊敬します。
これが人生の転機というヤツでしょう。
帰国後はエグゼクティブサーチファームで活躍し、今は海外の紹介会社の社長です。
フェイスブック経由でメッセージが来て、
「今度一時帰国するので、久しぶりに飲みましょう!!」
という事で、昔の仲間と少人数での飲み会になりました。
発展途上国なので大変景気がいいようです。
失業者はほとんどいないようです。
また、お金で動くジョブホッパーが多いので、一人が何度も転職するらしいです。
成約単価は日本円で30~40万円程度ですが、成約人数が大変多く、
オフィス賃料も安いので、売上も利益も伸びているとの事です。
ただ、最近は競合他社が急増しており、現地では血で血を洗う抗争が続いているらしいです。
また、個人情報の取り扱いに関していい加減な会社もあるそうです。
それも日本人が経営している人材紹介会社らしいです。
なかなか困ったものだと言っていました。
世界中どこに行っても楽じゃないですね。
一方で、最近まで現地で働いていた人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)で
「武谷(たけや)さん、現地は景気が良くてバブルです。
今ならいくらでも稼げますよ。
私はこんな楽をしてたらいけないと思って帰国したんです。
久しぶりに日本で仕事をすると厳しくて勉強になりますね。」
と言う人もいます。
尊敬しますが、私は楽したいですね。
いずれにしろ両方のマーケットを体感した人にしかわかりませんね。
それから、現地ではお金次第で人が転職するので、肝心な人材紹介コンサルタントが
なかなか定着しないという問題も抱えているようです。
数人、数十人がまとまって競合他社に転職するのも日常茶飯事のようです。
その点から考えると、高度成長期の日本企業の「終身雇用と年功序列」というのは
その時代と日本人の性質にマッチした制度だったということでしょう。
とにかく 「百聞は一見にしかず」 という事なので、近い将来、久しぶりに海外の
人材紹介会社を見学に行きたいと思います。
新鮮な話が聞けて有意義な飲み会でした。
友人には、今後も一国だけでなく、複数の国を又にかけて活躍してほしいと思います。
「一生勉強 一生青春」 みつを
合掌。