「売上カウントルールの違い」
皆さん、人材紹介会社によって、売上カウントルールが全く違うのはご存知ですよね?
要するに、成約した場合の売上を誰に幾らカウントするかという社内ルールの違いです。
このカウントルールにその人材紹介会社の経営方針が現れるのです。
大まかに分けると下記のような例があります。
1 クライアント(企業)を担当しているコンサルタントに100%カウントします。
・キャンディデートは会社の共有財産であるという考え方です。
・基本的にクライアントファーストで動きます。
2 クライアント担当とキャンディデート担当とで折半します。
・それぞれの開拓努力を認め、社内のチームワーク(情報共有)を促進し機会損失を
極力減らします。
3 キャンディデート担当に80%、クライアント担当に20%カウントします。
・求人開拓よりキャンディデート開拓に力点を置いた営業方針です。
優秀なキャンディデートさえ確保すれば成約できるという考え方です。
4 クライアント担当もキャンディデート担当も成約人数カウントで、金額はカウントしません。
・年収の高低に関係なく、できるだけ多くのキャンディデートを成約に導きたいという方針です。
・基本的にキャンディデートファーストの動きになります。
5 リクルートエージェントなど大手人材紹介は、クライアント担当は成約金額カウントで
キャンディデート担当は成約人数カウントが一般的です。
・クライアント担当とキャンディデート担当との分業体制なので金額と人数にしてきました。
・キャンディデート担当はどのクライアントに成約しても同じ1件ですので、
キャンディデートファーストの色彩が強くなります。
これらが売上カウントルールの代表例です。
特定のクライアントを重視するか?
キャンディデートの機会損失を減らすことを重視するか?
求人開拓を重視するか?
キャンディデート開拓を重視するか?
それぞれの人材紹介会社の経営ビジョンや営業方針によって、
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)の売上カウントルール=評価・報酬 が
全く異なるのです。
従って、人材紹介会社に就職・転職する際は、売上カウントルール=評価・報酬制度 を
事前に詳しく説明してもらう必要があると思います。
それが自分の価値観に合っている会社を選ぶべきでしょう。
「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる うばい合えば憎しみ わけ合えば安らぎ」 みつを
合掌。