「独立したいと言う人」
最近、 「将来は独立を考えています」 という人が多いです。
自営業者が減っている日本においては、元気があって良いことだと思います。
ただ、 「何のために独立するんですか?」 という質問に答えられる人は少ないです。
それから、 「いつまでに独立するんですか?」 という質問に答えられる人も少ないです。
漠然と思っているだけでは独立はできないし、独立してもうまく行かないと思います。
独立というのは、余程やりたい事が明確な人か、余程サラリーマンが嫌な人が
向いているのではないでしょうか?
私の場合は、下記の理由で独立しました。
1 サラリーマンはこりごりだ。自分勝手にやりたい。会議や上司は不要。
2 自分は組織マネジメント適性がない。
3 自分はプレイヤーが好きだ。
4 一人で仕事するのは集中できるので好きだ。
お恥ずかしながら、ポジティブと言うよりネガティブな理由が多いです。
要するに、サラリーマン失格です。
こんなわがままな私が、よく21年もサラリーマンやってきたと思います。
これだけサラリーマンが嫌だから絶対に戻りたくないと思って頑張っています。
どんな細かい仕事も自分でやりますよ。
毎日、朝から晩まで役員会、経営会議、マネージャー会議、もういいです。
クライアントやキャンディデートとの接点が無くなると
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)としての価値が無くなります。
新卒22歳の原点は、 「人の転職成功を陰で支援すること」 でした。
それなのに26歳から44歳まで管理職をやって、一体自分が何を残せただろう?
それなりに学んだことは多いのですが、私は管理職には向いていないです。
私とは違って、「余程やりたい事が明確な人」 で独立する人は尊敬します。
本物のアントレプレナーです。
自分で事業をやって、 「社会を変えたい」、「社会を便利にしたい」、「既得権を壊して
公正な社会にしたい」、「リーズナブルなコストで良い製品を提供したい」、
「若者を応援したい」、「ご老人に優しいサービスをしたい」、
「楽しいエンターテイメントを提供したい」
支持するお客様がいれば何でもいいじゃないですか。
こんな経営者を応援したいです。
自分はアントレプレナーになれないですが、このような経営者のお役に立つのが
人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)ですよね。
経済や人の生活を、かげながら支える業界でありたいと思います。
「土の中の水道管 高いビルの下の下水 大事なものは表に出ない」 みつを
合掌。