「言葉は丁寧すぎるぐらいで丁度いい」
言葉づかいは丁寧すぎるぐらいで丁度いいと思います。
よく反省します。
他の人には、 「常に穏やかで平和な気持ちで仕事をしましょう」 などと偉そうなことを
言ってますが、
「ごちゃごちゃ言うなら、もう知らん!!」
という気分になって、お客様を叱ることがあります。
これがなれければ30%ぐらい売上が増えると思います。
意見をストレートに言って失うものは、最初からご縁がなかったと割り切っている部分もあります。
しかし、相談に来られる方の中には、大変優秀な人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)
がいらっしゃいます。
そういう方に 「それでは駄目だ」 と教えられるのです。
「武谷(たけや)さん、好きな人にしか物を売らない八百屋の店主じゃないんだから
もう少し割り切って大人にならないと」
というご指摘が聞こえてきます。
できるコンサルタントは、本当に言葉づかいが丁寧ですよね。
相手の性格や状況に応じて、適切な言葉を選んでいます。
教えられます。
「言葉の使い方は丁寧に」 した方がいいですね。
例えば、 「この人はA社に入社した方が幸せになれる」 と思っているのに、
キャンディデートが他のB社と迷われている場合があります。
こんな場面で、どんな言葉を使いますか?
1 「迷ってる場合じゃないですよ。
この業界内でのポジションから考えて、A社を選ぶのが当り前でしょう。」
2 「選択肢が増えて良かったですね。
両方とも内定されるなんてさすがですね。
A社とB社、それぞれに良い会社だと思います。
両社に対する率直なお気持ちはいかがですか?」
ここまで極端な言葉づかいはしないと思いますが、キャンディデートに与える印象は
全く違います。
その日の忙しさ、自分のコンディション、相手との相性などによって
言葉使いに差が出るようでは、まだまだだと反省させられます。
ですから、自分に言い聞かせるつもりで、
「常に穏やかで平和な気持ちで」 と言っているわけなんです。
本当にちょっとした言葉づかいの違いで、正反対の結果になってしまいます。
言葉が全てと言ってもよいビジネスです。
聖人になろうとは思いません。
お客様のことを考えた上で、本当に言いたい事は言うべきだと思います。
ただ、クライアントにもキャンディデートにも、それぞれの歴史、社風、人格があります。
異なるものを意識的に許容する度量が必要だと反省しております。
「いいことはおかげさま わるいことは身から出たさび」 みつを
合掌。