「人気の紹介会社(その5)」
ズバリ、サーチ型の会社です。
100%サーチ型に特化している会社もありますが、代表的なグローバルサーチファームを
除けば、それはむしろ少数派かもしれません。
日本のサーチ会社では、登録型人材紹介とサーチ型紹介が併存している場合が多いです。
クライアントからサーチ型でやってほしいという要望があり、やれる可能性があれば
前金をもらってサーチ型でやります。
良心的なサーチ会社は、大変難しい案件はお断りするか、登録型の成功報酬で受けるでしょう。
最近、転職サイト上での人材獲得合戦も厳しくなり、優秀な人材を見つけて紹介するのは
容易じゃないですよね。
でも、クライアントの求人要件を満たさない人材を紹介しても内定には至らず
満足していただけません。
このような状況下、登録型の人材紹介コンサルタント(キャリアコンサルタント)を
やっている人が、 「サーチ手法を身に着けたい」 とのご希望でお越しになることもあります。
グローバルサーチファームの場合、高学歴でバイリンガルでアグレッシブで・・・・・と、
「そんな人はいませんのでご自分で探してください」 という感じです。
日本のサーチファームは、そこまでうるさいことは言いません。
営業マインドが強くて自立して動けるタイプであれば、ある程度柔軟に採用してくれます。
私も様々な名簿を買ってきて、深夜や土日にシコシコ電話して、
半年から2年がかりぐらいで紹介するような仕事をやっていたことがありました。
なかなか体力と根気が必要な仕事ですが、成約しはじめるとおもしろいですね。
クライアントから大変感謝されます。
「よくぞこんな優秀な人を連れてきてくれたね」 という感じです。
また、キャンディデートからも意外と感謝されます。
「最初は恐る恐るだったけど、今は一歩踏み出して良かったと感謝しています。
武谷(たけや)さん、うちの会社には本来優秀なのにこのままいると腐ってしまうヤツが
たくさんいますから、どんどんアプローチしてやってください。」
と逆に励まされたりします。
お礼にと百貨店のお買物券などいただき恐縮しました。
本当はもらってはいけないのですが、ご厚意なのでポッケないないしました。
仕事に要した労力・時間を考えますと、1件1000万円ぐらいはいただいてもよいと思いました。
しかし、最近はサーチファーム同士の競争も厳しいので、
ちゃんと良い実績をつくって信頼されないと、簡単に前金など取れない時代になっています。
前金もらって成約できないと大変です。
その点はくれぐれもお忘れなく。
「ひとの世の幸不幸は 人と人とが逢うことからはじまる よき出逢いを」 みつを
合掌。