「若年層の人材紹介はおもしろい!!」
28年この仕事をやってますが、年収300万円から3000万円の幅広い人材の
ご相談に乗ってきました。
それぞれにおもしろさや難しさがあります。
ただ、若い時に経験した若年層の人材紹介はおもしろかったです。
若いので選択肢が無限にあり、どんな業界にも転職できます。
若いので気まぐれな人もいます。
若いので好き嫌いでコンサルタントを選ぶ人もいます。
若いけど話したい事はたくさんあるので、傾聴しないといけません。
ある意味で面倒な人が少なくありません。
その点、マネジメント層やエグゼクティブ層は比較的楽です。
自分の市場価値をある程度わかっていますし、説明すればすぐに納得していただけます。
それほど選択肢が無いことを理解されています。
気まぐれな人はほとんどいません。
好き嫌いより、我々が提供するサービス品質や案件で冷静に人材紹介コンサルタント
(キャリアコンサルタント)を選びます。
傾聴する姿勢は大切ですが、ご自身で自己分析されキャリアを棚卸しされています。
従って、最初から転職先は3~5社程度しかないのは、お互いにわかっています。
その中での納得感の醸成・共有というようなキャリアコンサルティングになります。
シニア層の場合は、だいたいこんな感じですよね。
ところが、前述した若年層のキャリアコンサルティングは、原野を耕し畑にするところから
始めないといけません。
とにかくまずは、話を傾聴して共感して、受け入れてもらわないといけません。
「このオヤジ、意外と話がわかるじゃん。」 という感じでしょうか?
しかし、迷ったり悩んだりしている時は、示唆に富む提案をしなければなりません。
「このオヤジ、意外と頼りになるじゃん」 という感じです。
ですから、若年層の人材紹介は担当する人材の人数が同じでも、
担当コンサルタントによって成約人数が2倍、3倍、5倍という大きな差が出ます。
ある意味、大変難しく、やりがいのある領域です。
最近、 「ずっと若年層のキャリアコンサルタントをやりたいので転職したい」 という方が
何人も相談に来られます。
多くの会社が高単価・高収益路線を目指している中で、それとは一線を画して
「若年層専門でやりたい」 とおっしゃるのです。
若年層は最初の転職になるケースも多いので、その後の人生に及ぼす影響も大きいです。
そのような仕事に真剣に取り組みたいというコンサルタントの方には
個人的に大変共感できる部分があります。
将来の日本を支える若年層のキャリア形成支援に注力してくれる人材紹介会社も
応援したいと思います。
「いちずに一本道 いちずに一ツ事」 みつを
合掌。