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「人材紹介業の厳しさを教えるのも役目」

「人材紹介業の厳しさを教えるのも役目」

元気で誠実なキャンディデートとやり取りしている。

人材紹介業での経験は長いのだが、１社経験なので同業他社の事はご存じない。

在籍中の人材紹介会社は、特殊な分野に特化しており外国人ばかりだ。

コンサルタントによってやり方もバラバラだ。

一体誰の真似をしていいのかわからない。

会社としてスタンダードなやり方がない。

誰も教えてくれない。

「とにかく結果だけ出してくれ」　と言われている。

これじゃあ業績は上がらないだろう。

実際、この会社はジリ貧で存亡の危機にある。

外資系の場合はマニュアルがあって、それに基づいたトレーニングが行われている

イメージが強い。

国際展開している会社は、スタンダードなやり方やルールが明確でないと

各国バラバラになってしまう。

残念ながら前述のキャンディデートの会社はトレーニングが未整備だ。

だから最初は、　「どうやったら業績が上がるのか？」　という相談でお越しになった。

結論としては、もっと厳しい紹介会社に転職した方がいい。

求人案件数が全く足りていない。

今の件数の少なくとも１０倍、２０倍は必要だ。

人材獲得に関しては頑張っているので、あとは紹介先のバリエーションを増やせば

ある程度成約率は上がる。

問題はどのように求人開拓をするのか？

その際の総労働時間と時間配分をどうするのか？

これをウィークリー、デイリーの時間割に落とし込んで、実行しなければならない。

同業他社の人材紹介コンサルタント（キャリアコンサルタント）より楽をしてきたので

しばらくの間は厳しくてもストレッチが必要だ。

これができたら自然と結果も出るし、一人前のコンサルタントになれる。

実行できなければ、他の仕事を探した方がいい。

失礼ながら、このように厳しい事も申し上げている。

ご本人がまだ若くファイティングポーズをとってくれているので期待している。

何とか乗り越えてほしい。

このように、人材紹介業の厳しさを教えるのも私の役目だと思っている。

「ともかく具体的に動いてみるんだね

具体的に動けば具体的な答が出るから」　　　　　　　　　みつを

合掌。