「メダリストたちのパレード」
昨日、オリンピック・メダリストのパレードに行ってきました。
日比谷線が妙に混んでいたので、 「これはただ事じゃないぞ」 と思ったら
地下鉄にアナウンスが流れました。
車掌さん:「銀座駅は大混雑しております。
銀座四丁目ではなく、できるだけ有楽町側の出口をご利用ください。」
そこで銀座駅の2駅手前の築地駅で降りて、銀座1~2丁目近辺に向けて歩きました。
結局、10時45分ぐらいに着いたのですが、
銀座二丁目の交差点(中央通)の手前20メートルぐらいまでしか行けませんでした。
松屋とブルガリの間、カルティエのはす向かいあたりです。
数分して後を振り向いたら、既に50メートルぐらい人が並んでいました。
周囲は家族連れ、老夫婦、サラリーマン、OLなど様々です。
こんな時、ご老人ははっきりものを言うのでおもしろいですね。
「おい、お前、自分だけ木に登るな!!
後の人が見えねーじゃないか!!
降りろ!!」
「おい、そこの日傘は邪魔だからたため!!」
「おい、何するんだよ!!押すな!!
俺なんか倒れちまうよ!!」
「おい、やたらカメラを持ち上げるな!!
見えねーじゃないか!!」
メダリストをものすごく見たいという必死の気持ちが伝わってきました。
私の前は銀座近辺のかわいいOL三人組でした。
「汗が噴き出してきちゃった!!
もうびちょびちょ。
会社に帰るまでに、どこかで乾かさなきゃ。」
完全に混み混みサウナ状態でした。
横のご老人は携帯用扇風機を回して少しでも涼もうとしていました。
そうこうしている内にやっとパレードが始まりました。
「あれー、レスリングの吉田選手のオープンカーがほとんど見えなかった。」
「あー、卓球の愛ちゃんだ!! TVよりかわいい。」
「おー、室伏はでかい!!」
「あー、水泳の美女二人はやっぱりきれいだ。」
「おー、北島だ!! 控えめな感じだな。」
「フェンシングの太田がすごくいい笑顔をしている」
「おー、なでしこの岩清水だ!!」
「おー丁度、澤選手がこっち側に来て手を振ってくれた!!」
「おー、バレーボールチームだ!!やっぱり大きいな。」
思ったよりバスが速く、あっという間に通り過ぎてしまうのです。
だから、「おー」、「おー」、「おー」 と言いながら写真を撮っていたら
あっという間に終わってしまいました。
折角一眼レフを持って行ったのに、
写っていたのは、ほとんど前の人の手やカメラでした。
メダリストが写っているものもピンボケで小さかったです。
どうせ撮れなかったでしょうが、望遠レンズを持って行った方が良かったです。
でも、写真より肉眼で見れたことに満足しました。
みんなTVで観るより格好いいし、美しかったです。
やはりオーラがありますね。
彼ら彼女らも見物人も、みんなが笑顔になったのが素晴らしかったです。
文句を言っていたご老人も、みんな笑顔になりました。
選手によっては、満足なメダルも、やや悔しいメダルもあると思います。
そんな微妙な雰囲気も感じ取れた気がします。
10万人の予測に対して50万人という盛り上がりがスポーツの力を感じさせました。
スポーツを通じて一つになれた感じがしました。
やはり、是非とも日本で二度目のオリンピックを開催したいと思いました。
しらけムードをぶっ飛ばして、国が元気になれると思います。
また、日本のおもてなしの心や文化を、あらためて世界に発信できるでしょう。
結果として、世界各国との友好を深めることにつながると思います。
ただ、スポーツの世界に政治を持ち込んで汚さないようにしたいですね。
アノネ
人間にとって一番大事なものはなにか?
そこを原点として考えてゆけば
あとは自然とわかってくるよ」 みつを
合掌。