「ハワイでなでしこショック」
このブログはアメブロに公開される前日に書いている。
従って、現時点では明朝行われる 「なでしこ」対アメリカ の試合結果はわからない。
私は今、ワールドカップの決勝戦を思い出している。
昨年、東日本大震災が起こり気分的に躊躇したが、
7月に以前から予約していたハワイに行った。
ホテルの部屋に入りTVをつけたら、偶然、ワールドカップの決勝戦が映った。
「なでしこ」 が決勝まで勝ち上がっている事に驚いた。
試合が始まったら、旅先にもかかわらず、TVに釘付けになった。
アメリカに一度も勝った事がない割には良い試合をしているので夢中になった。
先制されたが宮間のゴールで追いつき、延長戦に入った。
しかし、ワンバックのヘディングをフリーで決められ再度リードされた。
残り時間もわずかとなり、「もう駄目だ。やっぱり負けだ。」 と思いながらも
試合を見ていると、「なでしこ」は全く諦めていない。
そこで、宮間のコーナーキックに澤が右足アウトで合わせて同点ゴール!!
驚きと共に興奮した。
ホテルの部屋で 「よっしゃ!!」 と大声を出した。
そして延長終了、PK勝負となった。
結果は皆さんもご存じの通り、日本が勝った。
にわかに信じられない気持ちだった。
大震災以来沈みがちだった気持ちが、久しぶりに盛り上がった。
その後、ホテルを出てワイキキの街を散策した。
スポーツバーで観戦していたアメリカ人の団体が、落ち込んだ表情でなぐさめあっていた。
申し訳なかったが、日本人として大変誇らしかった。
3月に大震災が起きたばかりなのに、7月にワールドカップで優勝するなんて凄い。
それも体が小さく外国とは違うプレイスタイルで、大変フェアな試合をした。
「世界中の皆さんの支援に感謝します。ありがとう。」 という横断幕を広げた。
多くの外国人が驚きと共に尊敬の念を抱いたはずだ。
また、これを観戦した日本人がどれほど勇気づけられたかわからない。
私はこの日から「なでしこ」ファンになった。
男子A代表より、「なでしこ」の試合を真剣に観る。
サッカーの質は歴史も層の厚みも違うので、男子の方が比較にならないほど高い。
男子のスペインA代表の試合などを見ていると凄いと思う。
しかし、高校野球がプロ野球よりおもしろいのと同じように、
技術の高さだけで人を感動させられるものではない。
一つの試合に人生をかけて臨む。
双方のチームがそのような総力戦をしてこそ、人は感動する。
明日の早朝も、そのような素晴らしい試合を期待したい。
どんな結果になっても、すべての選手に 「ありがとう」 と感謝したい。
「花はただ咲く ただひたすらに」 みつを
合掌