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社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「30代の過ごし方で未来が決まる」

「30代の過ごし方で未来が決まる」

 

 

 

働き始めの20代の過ごし方はもちろん重要だ。

 

 

 

最初の3年ぐらいで働くDNAがつくられると思っている。

 

 

 

厳しい環境の中で踏ん張ると、その後、少々の事が起こっても乗り越えられる。

 

 

 

「逃げない、ウソつかない、ごまかさない」 で踏ん張ることだ。

 

 

 

また、20代は会社が育ててくれる部分もある。

 

 

 

採用するだけして放置する会社もあるだろうが、まともな会社に就職すれば

 

 

 

会社(上司・先輩・同僚・お客様など)が自分を育ててくれる。

 

 

 

もちろん、本人にやる気があればの話。

 

 

 

20代はそうやっていれば、何となく社会人らしくなってくる。

 

 

 

問題は30代の過ごし方だ。

 

 

 

多くの人は20代で大半の事を吸収した気になって、その延長で30代を過ごしてしまう。

 

 

 

私の場合もそうだった。

 

 

 

あくまで狭い社内の基準で管理職になって、いつの間にか学ぶことを忘れた。

 

 

 

一人前になった気になって肩で風を切って偉そうに歩いていた。

 

 

 

ところがそんな折、バブルが崩壊した。

 

 

 

会社も赤字になり、従来のやり方では通用しなくなった。

 

 

 

パラダイム転換、イノベーション、BPR、などという言葉が盛んに使われ始めた。

 

 

 

要するに、自分が変われなければお払い箱ということだ。

 

 

 

同僚の中には、以前からこのような事を学び敏感に変化対応できる人もいた。

 

 

 

このタイミングで下剋上が起こり、主役交代、左遷という辛酸をなめた。

 

 

 

私にとっては、これが大変幸運だった。

 

 

 

まだ30代半ばだったので、冷静に自分を振り返れたし、他のマネージャーから

 

 

 

学ぶことができた。

 

 

 

日経新聞やビジネス雑誌だけでなく、体系的なビジネス書や哲学書も読むようになった。

 

 

 

20代では色々叱ってくれた上司も、30代になるとイチイチ構ってくれない。

 

 

 

30代は自分で学ぶ努力をしないと、20代でつくった貯金もすぐに使い果たしてしまう。

 

 

 

立ち止まって安住したらオシマイというDNAが、自分の中に新たに刷り込まれた。

 

 

 

常に安住する誘惑にかられるが、動き続け、人に会い、刺激を受け、変わり続けないと

 

すぐにお払い箱になってしまう。

 

 

 

加齢と共に変わり続けるのは大変になってくるが、世の中が変化しているのだから

 

仕方ない。

 

 

 

逆に、仕事に対する信条は簡単に変えるべきではないと思うが、

 

 

 

変えないものと、変えなければいけないものとを考えながら前進していこう。

 

 

 

「いいことはおかげさま わるいことは身から出たさび」    みつを

 

 

 

合掌。

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プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

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