「この人を採用しないで誰を採用するんですか?」
恐縮ですが、私はよくこのような事をクライアントに申し上げています。
皆さんも、よく言うでしょう?
私:「いやー、最近珍しい貴重な人材ですよ。」
A社:「そうなんですか?
最近の状況がよくわからないので・・・・・。」
私:「それは無理もないと思います。
久しぶりの中途採用ですからね。」
A社:「他にも候補の方はいませんか?
何人か比較できると有難いのですが。」
私:「このレベルの人は他にはいません。
他の人材紹介会社にも依頼されてはいかがでしょうか?
ひょっとすると素晴らしい人材が見つかるかもしれません。
ただ、私は今回の人に自信があるからご紹介しています。」
「比較検討して採用したい」 というのは当然だと思いますので大いに結構です。
そこで個々の人材紹介会社のサービス品質が問われるわけですね。
もちろん、あまり自信が無い場合は、そんなに押せませんし、押しません。
それ以前に、ご紹介もしません。
この仕事にハッタリは必要ないし、そんなものは面接で見抜かれるでしょう。
仮に成約・入社にこぎつけても、短期間での退職につながります。
逆に、本当に自信がある時は、
「この人を採用しないで誰を採用するんですか?」
と言わせていただきます。
これが言えないと、プロフェッショナルではないと思います。
私とクライアントとの評価が異なり口論になって、結果として疎遠になることもあります。
でも、それでいいと思っています。
納得できる理由で不合格になるなら仕方ないですが、
そうでない場合は、そのクライアントに対する情熱が無くなります。
無理に取引を継続してもお役にたてません。
どっちみち全てのクライアントを全力でフォローすることは不可能です。
そんな意味でも、 「良いクライアントに良いキャンディデートを」 だと思っています。
自分の感性でクライアントを選ばせていただきます。
生意気ですが、業者扱いされたくないですよね。
「いちずに一本道 いちずに一ツ事」 みつを
合掌。