「世界1位のコンサルタント」
先日、このAさんにお目にかかったのですが、この方は将来大物になるでしょう。
まだ若いのですが堂々としています。
嫌味もありません。
昔は求人広告営業をやっていたそうですが、MBA取得後、今の会社に入りました。
持ち前の営業センスとバイタリティーで、わずか2年でトップコンサルタントになりました。
だからこそ、逆に戸惑い悩んでいるようです。
Aさん:「僕なんかがトップでいいんですかね?」
私:「なぜ、そう思うんですか?」
Aさん:「もっとできる先輩がたくさんいると思ったんですよ。」
私:「この業界も人の出入りが激しいからね。」
Aさん:「そうですね。
正直に言って参考になる人が少ないですね。」
私:「御社のコンサルタントのモチベーションは何ですか?」
Aさん:「お金ですね!!(笑)」
私:「そうでしょうね。
でも、Aさんのモチベーションリソースは?」
Aさん:「僕は求人広告営業をしていた時のように、クライアントの経営者に対して
ガンガン提案するようなダイナミックな仕事がしたいですね。」
私:「私も求人広告営業出身なので、言っている意味はよくわかります。」
Aさん:「社長に会って経営計画や経営課題を共有して企画書を作って、
課題解決のための提案をガンガンするのはやりがいがありますよね?」
私:「そうそう。
ザ・営業ですね。」
Aさん:「うん、厳しかったけどワクワクしました。」
私:「今は?」
Aさん:「その辺が物足りないというか・・・・・。」
私:「主に外資系企業相手の営業だし、日本にHQの社長はいないもんね。」
Aさん:「外資系でももっと上の人に会えるようになるのが自分の課題です。」
私:「それは相当実績をつくらないとね。」
Aさん:「そうですね。
担当者と話していても、ただキャンディデートがいるか、いないか、
それだけの話で終わってしまいますしね。」
私:「でも、今の勢いで頑張れば、偉い人と直接やり取りできる日も近いでしょう。」
Aさん:「はい。
できるところまでやってみます。
ただ、参考になるようなコンサルタントの人をほとんど知らないんですよね。」
私:「わかりました。
私が知っている人を紹介しますから、そこから少しずつネットワークを広げてください。」
Aさん:「ありがとうございます。
是非、お会いしてみたいです。」
という流れで、他の外資系人材紹介会社のトップコンサルタントをご紹介しました。
Aさんにとって良い刺激になればいいと思います。
やはり、目標が高い人は現状に満足しないですね。
その向上心がトップコンサルタントの条件でしょう。
「一生勉強 一生青春」 みつを
合掌。