「リクルートのM&A」
株式会社ビジネスコーチ(人材ビジネス経営戦略コンサルティング会社)小出社長よりお送りいただいている人材ビジネスに関するニュースクリップからの抜粋です。
M&Aに最大5000億円、リクルート、5~6年で、海外に軸足。
2012/05/11 日本経済新聞 朝刊 13ページ
「リクルートは10日、人材事業でのM&A(合併・買収)に今後5~6年間で
4000億~5000億円を投じる計画を発表した。北米で昨年、人材派遣大手
を相次ぎ買収するなどグローバル化を加速しており、M&Aをテコに海外売上高
比率を50%に高めることを目指す。同社は世界の人材大手では売上高4位。国
内の人材市場は頭打ち傾向にあることを踏まえ、海外に投資の軸足を移す。
2012年3月期決算発表後に峰岸真澄社長が計画を明らかにした。求人サイ
ト、人材紹介、人材派遣の3分野で「それぞれ世界のトップ企業と認知される」
ことを最優先の課題とし、「大型M&Aを戦略の中心に据える」と明言。先進国
でシェア拡大を目指す。12年3月期で約5%だった売上高の海外比率を5~6
年後に50%に高める。同日発表した12年3月期の連結売上高は前の期比7・
2%増の8066億6100万円、純利益が5・9%減の374億5100万円
だった。」
しかし、そんなにたくさん買収して、買収した企業のマネジメントは誰が
やるのだろう?
リクルートはドメドメの会社なのに。
今は買収した北米企業に本原さんが行き、香港には前リクルートエージェント
社長の村井さんが行っている。
本原さんはスタッフサービス買収後、社長として出向した経験もある。
中国語を半年でマスターしたいう伝説もある。
他には誰がいるのだろう?と思ってリクルートの役員人事を見てみた。
知らない役員も増えて新たな役割を背負っている。
・本原仁志(グローバル本部・北米派遣)
・村井満(グローバル本部・RGF HongKong Limited)
・池内省五(グローバル本部・アジア領域、経営企画、人事支援)
・出木場久征(R&D、グローバル本部・アジアジョブボード)
・尾形宏明(グローバル本部)
グローバル志向を鮮明にした役員人事になっているようだ。
私ごときが余計なお世話だな。
頭のいい人たちが考えて経営しているんだから。
海外事業の経験値の少なさは中途採用や若手の登用で何とかするだろう。
しかし、外国人のマネジメントは簡単じゃないと思うけどな。
30年ぐらい前は遊び半分に海外事業をやって失敗しているけど、
今度ばかりは本気で取り組まないと、逆にリクルートが飲み込まれるだろう。
「その場がきなけりゃわかんねえ」 みつを
合掌。