ホーム > 社長ブログ > 「この無礼者!!」

社長ブログ 人材コンサルタント25年史

「この無礼者!!」

「この無礼者!!」

 

 

 

気心の知れた人に 「ため口」 をきかれるのはいいが、

 

 

 

初対面でいきなり 「ため口」 というのは、多少年齢が上の人でも許せない。

 

 

 

GWの海外旅行中、ある町で日本人に呼び止められた。

 

 

 

日本人はあまりいなかったので、

 

 

 

「やっと見つけた!!」

 

 

 

という気持ちはわかる。

 

 

 

それにしてもいきなり、

 

 

 

「ねえねえちょっとねえねえ!!」

 

 

 

はないだろう?

 

 

 

聞こえたが2~3回無視してたら、追いついてきた。

 

 

 

50代後半ぐらいの日本人男性と奥さんらしき人だった。

 

 

 

多分それなりに立派な会社の上級管理職だと思われる。

 

 

 

日本人男性:「あのさー、この場所に行きたいんだけど教えてくれない?」

 

 

 

私:「は?」

 

 

 

日本人男性:「だからあのさー、ここに行きたいんだよね。

 

         どうやったら行けるかな?」

 

 

 

:「は!!」

 

 

 

再度にらみながら言った。

 

 

 

日本人男性:「だからあのー・・・・・。」

 

 

 

:「初対面の人に道を尋ねる時に、『あのね、あのね』 って、あなたは誰ですか?」

 

 

 

家内:「武谷(たけや)さん!!

 

    済みません。

 

    どちらに行かれたいんですか?

 

    あー、わかると思います。

 

    この地図ではわかりにくいですね。

 

    済みません。

 

    ちょっとお待ちください。」

 

    

 

と言いながら、わざわざカバンからガイドブックを出して丁寧に説明した。

 

 

 

日本人男性:「あー、助かりました。

 

         ありがとうございます。

 

         初めて来たのでわからなくて。」

 

 

 

家内:「確かにわかりにくい場所ですよね。」

 

 

 

日本人奥さん:「どうもありがとうございます。

 

          良いご旅行を。」

 

 

 

1 若いかと思ったら、近くで見ると私が意外と年を取っている。

 

2 「ねえねえ」 と言われて怒っている。

 

3 家内が丁寧に道を教えた。

 

 

 

このような事が重なって、相手は途中から敬語で話し始めた。

 

 

 

「このバカヤロー!!

 

相手によって態度を変えるんじゃねー!!

 

俺はそういうヤツが一番嫌いなんだ!!」

 

 

 

私は30年懇意にさせていただいている先輩にも 「ため口」 をきいたことはない。

 

 

 

*一度だけ切れて、「お前」 と言ったことはある。

 

 

 

また、自分より年上の部下に対しても 「ため口」 をきいたことはない。

 

 

 

自分の子供ぐらいの年齢のキャンディデートにも敬語を使う。

 

 

 

年長者やお客様、まして初対面の相手には敬語を使う。

 

 

 

学生や毎日通っているコンビニのお兄さんにもだ。

 

 

 

当り前の話だ。

 

 

 

この考え方は、実は家内も同じだ。

 

 

 

私より大人だというだけで、内心では気持ちよくなかった。

 

 

 

「自分なら決してあんな尋ね方はしないな。」

 

 

 

と思いながら、

 

 

 

「そういう人もいるから仕方ないよ。」

 

 

 

と冷静になって道を丁寧に教えたのだ。

 

 

 

日本人は外人じゃないんだぜ。

 

 

 

「敬語」 という大切な言葉(文化)があることを忘れるなよ。

 

 

 

今生きている私たちが敬語を使わなかったら、子供が敬語を使うわけがない。

 

 

 

普段は、「ため口」 だらけ。

 

 

 

そのくせ、「就職活動」 の時だけは慣れない敬語を使う。

 

 

 

そんなんじゃ落とされるに決まってる。

 

 

 

「原点

 

アノネ 人間にとって一番大事なものはなにか?

 

そこを原点として考えてゆけば

 

あとは自然にわかってくるよ」                 みつを

 

 

 

合掌。

記事の一覧に戻る

コンサルタントによる転職相談
ご登録はこちら

プロフィール


武谷 広人
人材ビジネス経験の蓄積と、自らのトップマネジメント経験を強みとする。経営幹部から専門職まで約500件の案件を成功に導く。

カテゴリー

アーカイブ

このページのトップへ